明治神宮大会・大学の部
・早稲田大 1 - 2 亜細亜大亜|000 000 100 000 01|2
早|000 100 000 000 00|1
第46回明治神宮大会、大学の部・決勝が18日に行われ、早稲田大(東京六大学)と亜細亜大(東都大学)が対戦。延長14回の死闘の末、亜細亜大が優勝を果たした。
3年連続で六大学vs東都の構図となった決勝戦。試合は早大の2年生・大竹と亜大の諏訪、両左腕による投手戦となる。
大竹が3回まで亜大打線をパーフェクトに抑えれば、諏訪も四球1つだけの無安打投球を披露。早いテンポで序盤は0-0のまま進んでいく。
均衡が破られたのは4回裏、二死までかんたんに取られた早稲田だったが、ここで4番・丸子がライトスタンドへ一発。2試合連続となる本塁打が貴重な先制弾となった。
反撃したい亜大は7回にチャンス。一死二三塁とし、7番・法兼がスクイズを敢行。これをバットに当てることが出来ずに空振りとなるも、早大の捕手・道端がこれをキャッチできず、その間に三塁走者が生還。記録はホームスチールとなり、亜大が同点に追いついた。
振り出しに戻った試合はその後もこう着状態に。亜大は諏訪から嘉陽、石塚とつなぐリレーで早大打線を封じていくと、早大は先発の大竹が力投。13回まで18人連続でアウトに仕留めるピッチングを見せ、スコアボードに0を並べていった。
迎えた13回裏、早大は一死から1番の重信が四球を選んで出塁すると、2番・河原が鮮やかにヒットエンドランを決め、ライトへの安打。一死一三塁と大チャンスを作る。
3番の茂木が歩いて満塁とし、迎えるは先制本塁打の4番・丸子。ところが、放った球足の速いゴロはファーストの正面へ。本塁へと送られ二死、そして一塁へ戻ってきてチェンジ。亜大4番手の花城がなんとか踏ん張り、試合を終わらせなかった。
すると14回、亜大は先頭の8番・宗接がセンターへの安打で出塁。犠打で二塁へと進むと、大竹の牽制球がセンターへと抜ける間に三塁へ。一転してチャンスとなった亜大だったが、1番に戻って藤岡は遊ゴロ。本塁をついた三塁走者が憤死し、二死一塁と場面は変わった。
このまま14回も0で進むかと思われ矢先、早大は大竹の後を受けた吉野が誤算。暴投で藤岡を一気に三塁まで進めてしまうと、そこからもう一度暴投を犯し、三塁走者が生還。ついに逆転を許した。
この試合はじめて追いかける展開となった早大は、14回裏も三者凡退。亜大が延長14回の死闘の末、早大を破って秋の神宮王者となった。
亜大は2013年以来で2年ぶり、5度目の優勝。3年連続となった六大学vs東都の決勝戦は、今年も東都のチームの優勝で幕を閉じた。