韓国リーグのロッテ・ジャイアンツに所属するファン・ジェギュンが、メジャー移籍を目指してポスティングシステムの申請を行うことが明らかになった。

　ファン・ジェギュンは、21日まで行なわれていた野球の国際大会「プレミア12」でも韓国代表の正三塁手として活躍した28歳の内野手。チームを初代王者へと導き、大会のベストナインにも選出された。

　実は韓国ではポスティングシステムでの移籍は1球団につき1人までと定められており、このオフはロッテからソン・アソプがメジャーへの挑戦を希望していたため、ファン・ジェギュンはチームに残留するはずであった。ところが、ソン・アソプに対してのメジャー球団からの入札はなく、メジャー挑戦は断念。この結果、思わぬ形でチャンスが回ってきた。

　今オフのMLBのストーブリーグでは三塁手がやや手薄となっているだけに、日本からFAでメジャー挑戦を目指すソフトバンクの松田宣浩とともに去就に注目が集まる。お互いに与える影響なども含め、今後の展開から目が離せない。

ファン・ジェギュン

・1987年7月28日（28歳）
・三塁手
・右投右打
[今季成績] 144試　率.290（534－155）　本26　点97
[プレミア] 8試　率.276（29－8）　本2　点3

松田宣浩

・1983年5月17日（32歳）
・三塁手
・右投右打
[今季成績] 143試　率.287（533－153）　本35　点94
[プレミア] 8試　率.250（24－6）　本2　点7