ブルージェイズは現地時間27日（日本時間28日）、パイレーツからフリーエージェント（FA）となっていた左腕のJ.A.ハップの獲得を発表。『MLB.com』によると3年総額3600万ドル（約44億2000万円）でサインしたと報じられている。

　ハップは33歳の左腕。2015年はマリナーズとパイレーツでプレーして合計11勝8敗、防御率3.61という成績を残した。特にパイレーツにトレードで移った7月以降は7勝2敗、防御率1.88と好成績を残しており、安定したはたらきが計算できる先発左腕である。

　2012年の途中から14年まではブルージェイズに在籍しており、今回は“復帰”という形になる。ブルージェイズは今FA市場の目玉のひとりであるデービッド・プライスの去就に注目が集まっているが、現地では今回のハップの復帰が「プライス放出の準備なのでは…」という見方も少なくない。

　プライスに対してはレッドソックスら複数球団が興味を寄せていることが報じられており、ここから大きな動きが起こることが予想される。今回の移籍がその引き金となるかもしれない。

J.A.ハップ

出身：アメリカ
生年月日：1982年10月19日（33歳）
投打：左投左打
ポジション：投手
[今季成績] 32試（172回）　11勝8敗　防3.61
[通算成績] 196試（1012回2/3）　62勝61敗　防4.13