阪神は4日、マウロ・ゴメス内野手との再契約を発表した。母国・ドミニカでサインに応じたゴメスは、球団を通じ「阪神タイガースに戻ることができ、うれしい気持ちでいっぱいです」とコメントした。
ゴメスは14年に阪神入り。1年目から4番に座り、打率.283、26本塁打、109打点の働きで打点王のタイトルを獲得した。2年目の今季は打率.271、17本塁打、72打点とすべての面で1年目を下回ったが、全143試合に出場し、チームの3年連続Aクラス入りに貢献した。
31歳と年齢的にも若く、過去2シーズンで欠場わずか1試合と身体の強さは折り紙付き。チームは6年間で1020安打を放ったマット・マートンに見切りをつけ、新たにマット・ヘイグ内野手を獲得。新助っ人が未知数なだけに、ゴメスにかかる期待は大きい。
契約延長は優良助っ人の証。阪神では過去にも長期在籍した外国人野手は多く存在するが、こと3年目の成績に目を向けると明暗が分かれる。
飛躍した代表例は、“虎の最強助っ人”ランディ・バース。1983年の入団1年目から打率.288、35本塁打、83打点と活躍し、2年目も打率.326、27本塁打、73打点と安定。そして3年目の85年は打率.350、54本塁打、134打点と爆発し、自身初の三冠王に輝くと同時に、チームを21年ぶりのリーグ制覇・日本一に導いた。
91年に入団したトーマス・オマリーも3年目の93年に大活躍。打率.329、23本塁打、87打点はいずれも在籍4年間の最高成績で、この年は首位打者にも輝いた。
一方、苦しんだ代表格が“虎の安打製造機”マートン。1年目から当時のプロ野球記録となる214安打をマークするなど、2年連続で打率3割を記録。しかし再契約を結んだ3年目は、121試合に出場しながら打率.260、5本塁打、38打点と低迷。それでも4年目は最多安打、5年目は首位打者のタイトルを獲得するなど、本来の姿を取り戻した。
同じく中距離打者として76年から5年間在籍したマイク・ラインバックも、1年目(打率.300)、2年目(打率.325)と活躍しながら、3年目(打率.253)は不調。68年から6年間在籍したウィリー・カークランドも、3年目以降は長打力が衰えた。そのほか、NPB球団を経由して加入したジョージ・アリアスやアンディ・シーツも、前年の成績を下回り3シーズンでチームを去った。
ゴメスは新たに1年契約を結び年俸は2億円。バースやオマリーのように大暴れし、金本新体制を支えてほしいところだ。(金額は推定)
【阪神:主な外国人野手の年度別成績】
●ウィリー・カークランド(1968~73年)
1年目:133試合、打率.247、37本塁打、89打点、OPS.801
2年目:130試合、打率.246、26本塁打、66打点、OPS.740
3年目:118試合、打率.249、15本塁打、32打点、OPS.729
4年目:110試合、打率.219、14本塁打、27打点、OPS.698
5年目:114試合、打率.266、20本塁打、52打点、OPS.811
6年目:98試合、打率.242、14本塁打、38打点、OPS.738
●マイク・ラインバック(1976~80年)
1年目:118試合、打率.300、22本塁打、81打点、OPS.859
2年目:109試合、打率.325、14本塁打、62打点、OPS.911
3年目:102試合、打率.253、16本塁打、53打点、OPS.745
4年目:130試合、打率.309、27本塁打、84打点、OPS.921
5年目:106試合、打率.284、15本塁打、44打点、OPS.833
●ランディ・バース(1983~88年)
1年目:113試合、打率.288、35本塁打、83打点、OPS.971
2年目:104試合、打率.326、27本塁打、73打点、OPS.999
3年目:126試合、打率.350、54本塁打、134打点、OPS 1.146
4年目:126試合、打率.389、47本塁打、109打点、OPS 1.258
5年目:123試合、打率.320、37本塁打、79打点、OPS 1.011
6年目:22試合、打率.321、 2本塁打、8打点、OPS.827
●トーマス・オマリー(1991~94年)
1年目:130試合、打率.307、21本塁打、81打点、OPS.882
2年目:111試合、打率.325、15本塁打、62打点、OPS.993
3年目:125試合、打率.329、23本塁打、87打点、OPS.994
4年目:124試合、打率.314、15本塁打、74打点、OPS.899
●マット・マートン(2010~15年)
1年目:144試合、打率.349、17本塁打、91打点、OPS.894
2年目:142試合、打率.311、13本塁打、60打点、OPS.762
3年目:121試合、打率.260、5本塁打、38打点、OPS.632
4年目:143試合、打率.314、19本塁打、85打点、OPS.845
5年目:142試合、打率.338、14本塁打、84打点、OPS.872
6年目:140試合、打率.276、9本塁打、59打点、OPS.691
●マウロ・ゴメス(2014~)
1年目:143試合、打率.283、26本塁打、109打点、OPS.861
2年目:143試合、打率.271、17本塁打、72打点、OPS.787
3年目:?
ゴメスは14年に阪神入り。1年目から4番に座り、打率.283、26本塁打、109打点の働きで打点王のタイトルを獲得した。2年目の今季は打率.271、17本塁打、72打点とすべての面で1年目を下回ったが、全143試合に出場し、チームの3年連続Aクラス入りに貢献した。
31歳と年齢的にも若く、過去2シーズンで欠場わずか1試合と身体の強さは折り紙付き。チームは6年間で1020安打を放ったマット・マートンに見切りをつけ、新たにマット・ヘイグ内野手を獲得。新助っ人が未知数なだけに、ゴメスにかかる期待は大きい。
契約延長は優良助っ人の証。阪神では過去にも長期在籍した外国人野手は多く存在するが、こと3年目の成績に目を向けると明暗が分かれる。
飛躍した代表例は、“虎の最強助っ人”ランディ・バース。1983年の入団1年目から打率.288、35本塁打、83打点と活躍し、2年目も打率.326、27本塁打、73打点と安定。そして3年目の85年は打率.350、54本塁打、134打点と爆発し、自身初の三冠王に輝くと同時に、チームを21年ぶりのリーグ制覇・日本一に導いた。
91年に入団したトーマス・オマリーも3年目の93年に大活躍。打率.329、23本塁打、87打点はいずれも在籍4年間の最高成績で、この年は首位打者にも輝いた。
一方、苦しんだ代表格が“虎の安打製造機”マートン。1年目から当時のプロ野球記録となる214安打をマークするなど、2年連続で打率3割を記録。しかし再契約を結んだ3年目は、121試合に出場しながら打率.260、5本塁打、38打点と低迷。それでも4年目は最多安打、5年目は首位打者のタイトルを獲得するなど、本来の姿を取り戻した。
同じく中距離打者として76年から5年間在籍したマイク・ラインバックも、1年目(打率.300)、2年目(打率.325)と活躍しながら、3年目(打率.253)は不調。68年から6年間在籍したウィリー・カークランドも、3年目以降は長打力が衰えた。そのほか、NPB球団を経由して加入したジョージ・アリアスやアンディ・シーツも、前年の成績を下回り3シーズンでチームを去った。
ゴメスは新たに1年契約を結び年俸は2億円。バースやオマリーのように大暴れし、金本新体制を支えてほしいところだ。(金額は推定)
【阪神:主な外国人野手の年度別成績】
●ウィリー・カークランド(1968~73年)
1年目:133試合、打率.247、37本塁打、89打点、OPS.801
2年目:130試合、打率.246、26本塁打、66打点、OPS.740
3年目:118試合、打率.249、15本塁打、32打点、OPS.729
4年目:110試合、打率.219、14本塁打、27打点、OPS.698
5年目:114試合、打率.266、20本塁打、52打点、OPS.811
6年目:98試合、打率.242、14本塁打、38打点、OPS.738
●マイク・ラインバック(1976~80年)
1年目:118試合、打率.300、22本塁打、81打点、OPS.859
2年目:109試合、打率.325、14本塁打、62打点、OPS.911
3年目:102試合、打率.253、16本塁打、53打点、OPS.745
4年目:130試合、打率.309、27本塁打、84打点、OPS.921
5年目:106試合、打率.284、15本塁打、44打点、OPS.833
●ランディ・バース(1983~88年)
1年目:113試合、打率.288、35本塁打、83打点、OPS.971
2年目:104試合、打率.326、27本塁打、73打点、OPS.999
3年目:126試合、打率.350、54本塁打、134打点、OPS 1.146
4年目:126試合、打率.389、47本塁打、109打点、OPS 1.258
5年目:123試合、打率.320、37本塁打、79打点、OPS 1.011
6年目:22試合、打率.321、 2本塁打、8打点、OPS.827
●トーマス・オマリー(1991~94年)
1年目:130試合、打率.307、21本塁打、81打点、OPS.882
2年目:111試合、打率.325、15本塁打、62打点、OPS.993
3年目:125試合、打率.329、23本塁打、87打点、OPS.994
4年目:124試合、打率.314、15本塁打、74打点、OPS.899
●マット・マートン(2010~15年)
1年目:144試合、打率.349、17本塁打、91打点、OPS.894
2年目:142試合、打率.311、13本塁打、60打点、OPS.762
3年目:121試合、打率.260、5本塁打、38打点、OPS.632
4年目:143試合、打率.314、19本塁打、85打点、OPS.845
5年目:142試合、打率.338、14本塁打、84打点、OPS.872
6年目:140試合、打率.276、9本塁打、59打点、OPS.691
●マウロ・ゴメス(2014~)
1年目:143試合、打率.283、26本塁打、109打点、OPS.861
2年目:143試合、打率.271、17本塁打、72打点、OPS.787
3年目:?