開幕ローテーション入りを目指すドラ1右腕
ヤクルトのドラフト1位右腕・原樹理投手が21日、阪神とのオープン戦(浦添)に先発登板。2回32球を投げ、3安打2三振無失点と好投した。
原は初回、一死一、三塁のピンチを作ったが、4番陽川、5番ペレスを得意のシュートで連続三振。2回もシュートで6番梅野のバットをへし折るなど無失点で凌ぎ、「ゼロに抑えることが目標だったので、それを達成できてよかった。今日はシュートボールが結構決まっていたので自信になりました」と手応えを口にした。
先発マスクを被った中村悠平捕手も、ドラ1右腕の好投をアシスト。リード面では両コーナーを丹念に突き、2回には阪神・横田の二盗を完璧なストライク送球で阻止した。
中村は原について、「キレ、コントロールともに凄くいいモノを持っている。僕がマウンドに行ったときも、原投手から『もっとシュートで圧してもいいですか?』と言ってきた。頼もしい投手が入ってきたなと思います」と評価した。
しかしチームは、原降板後に5失点。若き司令塔は「昨日も同一リーグのカープに11点取られたので歯がゆい。去年優勝して、今年は大切な年。自分もまだ1年しかレギュラーとしてやってないので、自分にプレッシャーを与えながら、責任と使命感を持ってしっかりやって行きたい」と気を引き締めた。