ニュース 2014.08.07. 12:59

ロイヤルズ監督「青木は1000個も質問してきた」 好調・青木を地元紙が特集

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現地時間8月5日のダイヤモンドバックス戦で1号満塁弾を放った青木宣親選手 [Getty Images]
 開幕当初から不振が続き、現地時間6月21日に故障者リスト(DL)入りしたロイヤルズの青木宣親選手。しかし、7月11日(現地時間)にDLから復帰すると、そこから8月5日までの期間で出塁率.364を記録するなど、ようやく期待に応える活躍を見せ始めている。その青木について、地元紙カンザスシティ・スターズ(電子版)がロイヤルズコーナーのトップで好調の理由を特集している。

 記事では、ロイヤルズのネド・ヨスト監督が青木の好調要因について分析するコメントを紹介。「彼(青木)が移籍してきたとき、ア・リーグ投手のことをほとんど知らなかった」と、ア・リーグ投手に慣れてきたことが大きいとの見解を示している。

 また、同監督は「青木は対戦する投手1人について1000個の質問をしてきたよ。ビデオを見て研究もしていたしね。その甲斐があって今は多くの投手について理解している」と話すなど、青木自身の研究熱心さをアピール。1000個の質問がジョークかどうかは定かではないが、研究する姿勢に対して同監督が評価していることを記事では伝えている。

 青木は同紙の取材に対し、「確かにたくさんビデオを見て研究したけど、打席に立てば、ビデオとは違うと感じることも多い」と話すなど、やはり『慣れ』が大きかったことを明かしている。積極的に早いカウントから勝負するスタイルが特徴なだけに、相手投手の持ち球や球筋などの情報を、いかに打席で感じ取れるかに苦労していた様子だ。

 リードオフマンとしての高い出塁率と堅実な外野守備を期待されてロイヤルズ入りした青木。シーズン序盤は不安定だった守備も良くなり、チームが期待する活躍をようやく披露し始めた。青木が故障している間は、ロレンゾ・ケーン外野手が1番打者として、青木からレギュラーを奪う活躍を見せていた。青木の復帰後はケーンの打撃が下降線を辿っていたが、最近10試合で打率.382と調子を取り戻し始めている。不動のリードオフマンとして存在を認めさせるには、青木もまだまだ頑張る必要がありそうだ。

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