投手でMLBドラフト1位、もう1人の糸井?
オリックスの新外国人・ボグセビック外野手が13日、ロッテとのオープン戦(QVC)で2戦連続のマルチ安打をマークした。
ボグセビックは「5番・中堅」で先発出場。2回の第1打席でライト線への二塁打を放つと、7番T-岡田のタイムリーで先制ホームを踏んだ。第2打席は遊飛に倒れたが、6回の第3打席では、一死一、二塁の好機でロッテの2番手左腕・藤岡と対戦。1ボール1ストライクからのスライダーを巧みに捉え、右翼前に弾き返す適時打をマークした。
ボグセビックは1-12で敗れた前日の西武戦にも「3番・右翼」で先発出場。大敗ムードの中、2打数2安打、1死球と3打席すべて出塁し、初回には「いいスタートが切れた」と盗塁もマークした。
“パワフルな4番候補”との触れ込みで来日したが、マイナーリーグ通算123盗塁、メジャーでも24盗塁を記録するなど非凡な脚力の持ち主でもある。元々は投手で、MLBドラフト1位指名された過去を持つなど、そのプレースタイルはチームメイトの糸井嘉男を彷彿とさせる。
2日のロッテ戦では、本拠地・京セラドームでのデビュー戦で、名刺代わりの先頭打者弾を放った。オープン戦では打率.476、2本塁打とハイスピードで日本野球に順応中。昨季5位に沈んだチームに、頼もしい助っ人が加わった。