3月25日のプロ野球開幕まであと1週間。気になるのが、開幕ローテーションをめぐる争いだ。
今シーズンのパ・リーグは4月中旬まで6連戦がないため、当面は5人でローテーションを回していくことになる。ここでは、開幕を前にしたパ・リーグ6球団の先発事情を見ていきたい。(◎=当確、○=濃厚、△=微妙)
◎ 摂津 正(右)
◎ バンデンハーク(右)
◎ 武田翔太(右)
◎ 千賀滉大(右)
◎ 和田 毅(左)
△ 中田賢一(右)
△ 大隣憲司(左)
△ 岩崎 翔(右)
△ 東浜 巨(右)
≪寸評≫
盤石――。その一言に尽きる。開幕投手の摂津が17日の日本ハム戦で5回5失点と不安を残すが、連覇の原動力となったバンデンハークと武田に加え、戻ってきた和田もオープン戦で圧巻のピッチングを披露。成長著しい千賀も安定している。当面はこの5人で回すことになるだろう。6枚目以降も、中田、大隣、岩嵜、東浜らがひしめいており、大きな穴は見当たらない。
◎ 大谷翔平(右)
◎ メンドーサ(右)
◎ 吉川光夫(左)
◎ 有原航平(右)
○ 高梨裕稔(右)
△ バース(右)
≪寸評≫
大谷、メンドーサ、吉川、有原の4枚は当確。残る5番手の枠をオープン戦で結果を残している高梨と、新外国人のバースで争うことになりそうだ。ここまで防御率2.57の高梨に対して、バースは15日の中日戦で150キロ越えを連発しながら制球を乱して5回3失点。そういった状況を鑑みれば、5番手は高梨が手中に収めるのではないだろうか。ローテの一角として期待された上沢直之が開幕前に右肘手術を決断だけに、新助っ人・バースの復調にも期待したい。
◎ 涌井秀章(右)
◎ 石川 歩(右)
◎ スタンリッジ(右)
◎ 大嶺祐太(右)
◎ 二木康太(右)
△ チェン・グァンユウ(左)
△ イ・デウン(右)
△ 唐川侑己(右)
≪寸評≫
昨年の最多勝投手・涌井と12勝を挙げた石川を軸に、昨季途中からローテに定着した大嶺と実績のあるスタンリッジ、そこにオープン戦で伊東監督の信頼を得た二木が加わる。6番手は、濃厚とみられていた古谷拓哉が16日の阪神戦で結果を残せなかったため、二軍で調整しているチェン、デウン、唐川らが争うことになりそうだ。
◎ 菊池雄星(左)
◎ 岸 孝之(右)
◎ 十亀 剣(右)
◎ 野上亮磨(右)
◎ バンヘッケン(左)
○ 牧田和久(右)
△ 郭俊麟(右)
△ 高橋光成(右)
≪寸評≫
初の開幕投手を務める菊池、エースの岸、昨季の勝ち頭でもある十亀は、オープン戦でも結果を残している。また、野上も粘り強いピッチングで試合を作り、ローテの座をつかんだ。ここに2軍で結果を残した新外国人左腕のバンヘッケンが加わる。そのため、ブルペン経験のある牧田が6枚目に回る予定。今後、バンヘッケンらの状態次第では、郭や高橋に出番が回ってくるかもしれない。
◎ 金子千尋(右)
◎ 西 勇輝(右)
◎ ディクソン(右)
◎ 東明大貴(右)
○ 近藤大亮(右)
△ 近藤一樹(右)
△ 佐藤峻一(右)
△ 山崎福也(左)
≪寸評≫
金子、西、ディクソンの3本柱に、昨シーズン飛躍した東明までは当確。オープン戦の結果を考えると、おそらく5番手はルーキーの近藤大になるだろう。山崎や松葉といった左腕の台頭に期待したいところだが、ここまでの結果を見ると、「厳しい」と言わざるをえない。金子という絶対的なエースがいるだけに、5番手以降の出来がシーズンの明暗を分けるかもしれない。
◎ 則本昂大(右)
◎ 塩見貴洋(左)
◎ 美馬 学(右)
○ 辛島 航(左)
○ 釜田佳直(右)
△ 安楽智大
△ 森 雄大
△ 浜矢広大
≪寸評≫
開幕投手の則本に加え、梨田監督の評価が高い塩見と、17日のオリックス戦で好投した美馬は確定。おそらく辛島もローテには入ってくるだろう。戸村は中継ぎで起用されており、気になる5番手は釜田になると予想。できることなら、安楽、森、濱矢といった若手に、その一角に食い込んでもらいたいところだ。則本以外に2ケタを計算できる選手が出てこないことには、厳しいシーズンになることは間違いない。若手の台頭に大きな期待がかかる。
今シーズンのパ・リーグは4月中旬まで6連戦がないため、当面は5人でローテーションを回していくことになる。ここでは、開幕を前にしたパ・リーグ6球団の先発事情を見ていきたい。(◎=当確、○=濃厚、△=微妙)
ソフトバンク
【先発ローテ候補】◎ 武田翔太(右)
◎ 千賀滉大(右)
◎ 和田 毅(左)
△ 中田賢一(右)
△ 大隣憲司(左)
△ 岩崎 翔(右)
△ 東浜 巨(右)
≪寸評≫
盤石――。その一言に尽きる。開幕投手の摂津が17日の日本ハム戦で5回5失点と不安を残すが、連覇の原動力となったバンデンハークと武田に加え、戻ってきた和田もオープン戦で圧巻のピッチングを披露。成長著しい千賀も安定している。当面はこの5人で回すことになるだろう。6枚目以降も、中田、大隣、岩嵜、東浜らがひしめいており、大きな穴は見当たらない。
日本ハム
【先発ローテ候補】◎ 大谷翔平(右)
◎ メンドーサ(右)
◎ 吉川光夫(左)
◎ 有原航平(右)
○ 高梨裕稔(右)
△ バース(右)
≪寸評≫
大谷、メンドーサ、吉川、有原の4枚は当確。残る5番手の枠をオープン戦で結果を残している高梨と、新外国人のバースで争うことになりそうだ。ここまで防御率2.57の高梨に対して、バースは15日の中日戦で150キロ越えを連発しながら制球を乱して5回3失点。そういった状況を鑑みれば、5番手は高梨が手中に収めるのではないだろうか。ローテの一角として期待された上沢直之が開幕前に右肘手術を決断だけに、新助っ人・バースの復調にも期待したい。
ロッテ
【先発ローテ候補】◎ 涌井秀章(右)
◎ 石川 歩(右)
◎ スタンリッジ(右)
◎ 大嶺祐太(右)
◎ 二木康太(右)
△ チェン・グァンユウ(左)
△ イ・デウン(右)
△ 唐川侑己(右)
≪寸評≫
昨年の最多勝投手・涌井と12勝を挙げた石川を軸に、昨季途中からローテに定着した大嶺と実績のあるスタンリッジ、そこにオープン戦で伊東監督の信頼を得た二木が加わる。6番手は、濃厚とみられていた古谷拓哉が16日の阪神戦で結果を残せなかったため、二軍で調整しているチェン、デウン、唐川らが争うことになりそうだ。
西武
【先発ローテ候補】◎ 菊池雄星(左)
◎ 岸 孝之(右)
◎ 十亀 剣(右)
◎ 野上亮磨(右)
◎ バンヘッケン(左)
○ 牧田和久(右)
△ 郭俊麟(右)
△ 高橋光成(右)
≪寸評≫
初の開幕投手を務める菊池、エースの岸、昨季の勝ち頭でもある十亀は、オープン戦でも結果を残している。また、野上も粘り強いピッチングで試合を作り、ローテの座をつかんだ。ここに2軍で結果を残した新外国人左腕のバンヘッケンが加わる。そのため、ブルペン経験のある牧田が6枚目に回る予定。今後、バンヘッケンらの状態次第では、郭や高橋に出番が回ってくるかもしれない。
オリックス
【先発ローテ候補】◎ 金子千尋(右)
◎ 西 勇輝(右)
◎ ディクソン(右)
◎ 東明大貴(右)
○ 近藤大亮(右)
△ 近藤一樹(右)
△ 佐藤峻一(右)
△ 山崎福也(左)
≪寸評≫
金子、西、ディクソンの3本柱に、昨シーズン飛躍した東明までは当確。オープン戦の結果を考えると、おそらく5番手はルーキーの近藤大になるだろう。山崎や松葉といった左腕の台頭に期待したいところだが、ここまでの結果を見ると、「厳しい」と言わざるをえない。金子という絶対的なエースがいるだけに、5番手以降の出来がシーズンの明暗を分けるかもしれない。
楽天
【先発ローテ候補】◎ 則本昂大(右)
◎ 塩見貴洋(左)
◎ 美馬 学(右)
○ 辛島 航(左)
○ 釜田佳直(右)
△ 安楽智大
△ 森 雄大
△ 浜矢広大
≪寸評≫
開幕投手の則本に加え、梨田監督の評価が高い塩見と、17日のオリックス戦で好投した美馬は確定。おそらく辛島もローテには入ってくるだろう。戸村は中継ぎで起用されており、気になる5番手は釜田になると予想。できることなら、安楽、森、濱矢といった若手に、その一角に食い込んでもらいたいところだ。則本以外に2ケタを計算できる選手が出てこないことには、厳しいシーズンになることは間違いない。若手の台頭に大きな期待がかかる。