ファンが選んだ「開幕3連戦のMVP」
ついに開幕したプロ野球2016年シーズン。開幕カードの3連戦があっという間に終了し、各チームが新シーズンの第一歩を踏み出した。
ベースボールキングでは、今シーズンから「週間MVP」をユーザーの皆様の投票によって決定。各球団から候補者を選出し、その中から「1位」~「3位」まで順位付けをしてもらう形で投票。1位が5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントで集計をし、合計獲得ポイントの多かった選手が「週間MVP」となる。
ファンからの支持を最も集めた「第1回MVP」は誰だったのか。投票結果は以下のとおり。
【投票結果】
(※回答数:541、獲得ポイントは1位=5ポイント・2位=3ポイント・3位=1ポイントで集計)
<パ・リーグ>
1位 1396ポイント アルフレド・デスパイネ(ロッテ)
2位 1196ポイント 武田翔太(ソフトバンク)
3位 674ポイント 栗山 巧(西武)
<セ・リーグ>
1位 1916ポイント ダヤン・ビシエド(中日)
2位 1154ポイント ルイス・クルーズ(巨人)
3位 640ポイント マット・ヘイグ(阪神)
キューバ旋風、再来…?
助っ人の活躍が目を引いた3連戦。特に各球団の「打」の助っ人に票が集まった。
パ・リーグのMVPは、ロッテのアルフレド・デスパイネに決定。開幕戦の初回、大谷翔平を捕らえる先制のタイムリーを放ってチームの白星発進に貢献すると、翌26日の試合でも3安打2打点の暴れっぷりで連日のお立ち台。今やお馴染みとなりつつある「デスパ~...?」「イイネ!」のコール・アンド・レスポンスがマリンに響いた。
本塁打こそ出なかったものの、6安打はリーグ最多タイ。得点圏打率は10割と驚異的な勝負強さを発揮。ファンも「初回に大谷を打ったのは大きい」、「今年はすごい成績が残る!」と期待を膨らませる。来日3年目にして初めて開幕に間に合った“キューバの至宝”がチームを引っ張る。
一方のセ・リーグは、中日の新助っ人ダヤン・ビシエドに票が集中。断トツでMVPに選出された。
回答した541人のうち、57%にあたる306人が「1位」で投票。全体の86%にあたる466人が「1位」~「3位」までのいずれかで投票したという、まさに文句なしのMVPとなった。
開幕直前の帰国やオープン戦での調整不足が不安視された中、6回の第3打席に来日初安打を適時打で飾ると、つづく第4打席ではボールを引きつけて逆方向のライトスタンドに放り込む一発を披露。桁違いのパワーを見せつけると、開幕2戦目には2号ソロ含む3安打猛打賞、3戦目にも3安打1本塁打をマークするという暴れっぷりだった。
打率.615、3本塁打、6打点はいずれもリーグトップ。安打数6、塁打数17もトップの数字で、出塁率と長打率を足した打者の指標・OPSは1.951。異次元の数字を叩き出す。
ファンも「ビシエドの3戦連発は驚いた」、「守備も良い!」と絶賛。シーズンが終わる頃にはどんな数字が残っているのか、今後が楽しみなロケットスタートとなった。
ということで、「第1回・週間MVP」はデスパイネとビシエドの両助っ人に決定。ともにキューバの出身であり、かつて日本やアメリカで巻き起こった“キューバ旋風”の再来を感じさせる出だしとなった開幕3連戦であった。
※候補者※
<パ>
武田翔太(ソフトバンク)
有原航平(日本ハム)
アルフレド・デスパイネ(ロッテ)
栗山 巧(西武)
ブレント・モレル(オリックス)
藤田一也(楽天)
<セ>
川端慎吾(ヤクルト)
ルイス・クルーズ(巨人)
マット・ヘイグ(阪神)
黒田博樹(広島)
ダヤン・ビシエド(中日)
井納翔一(DeNA)
▼ その他(※候補外もファンが名前を挙げた選手)
パ:涌井秀章(ロッテ)、岡島豪郎(楽天)、エルネスト・メヒア(西武)
セ:天谷宗一郎(広島)、高山俊(阪神)、長野久義(巨人)