昨季14年ぶりにセ・リーグを制したヤクルトが、9年ぶりの開幕4連敗とスタートで躓いた。
苦戦の原因に、昨季リーグ優勝に大きく貢献した救援陣の不調が挙げられる。今季は守護神を任されていたバーネット、勝利の方程式を担っていたロマンが退団。『勝利の方程式』を再考しなければならなくなった。
そういったチーム事情の中で、セットアッパーの秋吉亮は開幕から失点を重ね、久古健太郎、オンドルセクもオープン戦では打ち込まれる場面が度々見られるなど、状態が悪い。また、勝ちパターンとして期待された新助っ人のペレスが、インフルエンザにより29日に一軍登録を抹消。最短での一軍復帰は4月8日となっている。
救援陣が軒並み苦しむ中、開幕前に先発からリリーフに回ったプロ3年目の杉浦稔大に期待がかかる。今季の登板は、27日の巨人戦での1試合のみだが、昨季日本シリーズで先発するなど、ローテーションの一員だった力のある投手。リリーフに慣れてくれば、十分に計算できる存在だ。
また、打線は29日終了時点で、チーム打率.241、10得点はリーグ5位だが、主力野手を見ると、山田哲人が打率.357、川端慎吾が.316、雄平が.294、畠山和洋が.286と、まずまずの成績を残している。
その中でも、オリックスを自由契約となった坂口智隆がオープン戦から好調だ。11年にパ・リーグの最多安打のタイトルを獲得したことのある実力者。新天地では、昨季固定できなかった中堅のレギュラー候補の一人として、キャンプからアピールを続けていた。
オープン戦では、規定打席に1打席足りなかったものの、19試合に出場して、打率.415、6打点の成績。オープン戦首位打者に輝いた鈴木大地(ロッテ)、山川穂高(西武)の打率.400よりも高い数字だった。
開幕してからは、25日の巨人戦で、移籍後初安打を記録し、26日にはマルチ安打。移籍後初めて1番で出場した29日の阪神戦では、初回の第1打席で阪神の先発・藤浪晋太郎からライト前安打で出塁するなど、2安打2四死球の活躍を見せた。
昨季固定することができなった「1番」に定着することができれば、そこから2番川端、3番山田、4番畠山と続く上位打線は、他球団に脅威を与えるものになるだろう。
開幕4連敗とスタートで躓いたヤクルトだが、まだシーズンは始まったばかり。杉浦と坂口の2人には、投打のカンフル剤となる活躍を期待したい。
苦戦の原因に、昨季リーグ優勝に大きく貢献した救援陣の不調が挙げられる。今季は守護神を任されていたバーネット、勝利の方程式を担っていたロマンが退団。『勝利の方程式』を再考しなければならなくなった。
そういったチーム事情の中で、セットアッパーの秋吉亮は開幕から失点を重ね、久古健太郎、オンドルセクもオープン戦では打ち込まれる場面が度々見られるなど、状態が悪い。また、勝ちパターンとして期待された新助っ人のペレスが、インフルエンザにより29日に一軍登録を抹消。最短での一軍復帰は4月8日となっている。
救援陣が軒並み苦しむ中、開幕前に先発からリリーフに回ったプロ3年目の杉浦稔大に期待がかかる。今季の登板は、27日の巨人戦での1試合のみだが、昨季日本シリーズで先発するなど、ローテーションの一員だった力のある投手。リリーフに慣れてくれば、十分に計算できる存在だ。
また、打線は29日終了時点で、チーム打率.241、10得点はリーグ5位だが、主力野手を見ると、山田哲人が打率.357、川端慎吾が.316、雄平が.294、畠山和洋が.286と、まずまずの成績を残している。
その中でも、オリックスを自由契約となった坂口智隆がオープン戦から好調だ。11年にパ・リーグの最多安打のタイトルを獲得したことのある実力者。新天地では、昨季固定できなかった中堅のレギュラー候補の一人として、キャンプからアピールを続けていた。
オープン戦では、規定打席に1打席足りなかったものの、19試合に出場して、打率.415、6打点の成績。オープン戦首位打者に輝いた鈴木大地(ロッテ)、山川穂高(西武)の打率.400よりも高い数字だった。
開幕してからは、25日の巨人戦で、移籍後初安打を記録し、26日にはマルチ安打。移籍後初めて1番で出場した29日の阪神戦では、初回の第1打席で阪神の先発・藤浪晋太郎からライト前安打で出塁するなど、2安打2四死球の活躍を見せた。
昨季固定することができなった「1番」に定着することができれば、そこから2番川端、3番山田、4番畠山と続く上位打線は、他球団に脅威を与えるものになるだろう。
開幕4連敗とスタートで躓いたヤクルトだが、まだシーズンは始まったばかり。杉浦と坂口の2人には、投打のカンフル剤となる活躍を期待したい。