奈良vs香川の決勝は初
第88回選抜高校野球大会の準決勝2試合が行われ、接戦を制した智弁学園(奈良)と高松商(香川)が決勝に駒を進めた。
第1試合では智弁学園が劇的なサヨナラ勝ち。1点を追う土壇場9回裏、下位打線の3連打で一死満塁の好機を作ると、1番納が中前適時打を放ち一気に二者が生還。龍谷大平安(京都)を2-1で下し、初の決勝進出を果たした。
第2試合も延長戦にもつれ込む大熱戦。2-2の延長11回表、高松商は一死一、三塁の好機を作ると、4番植田響が中前適時打を放ち勝ち越し。続く美濃も適時二塁打を放ち、一気に4-2と秀岳館(熊本)を突き放した。その裏に一死一、二塁のピンチを招いたが、先発の浦が落ち着て併殺打に打ち取りゲームセット。こちらは55年ぶりの決勝進出を果たした。
奈良対香川の決勝戦は、春夏通じて初めて。智弁学園は春夏通じて初優勝、明治神宮大会の覇者・高松商は、56年ぶりの春制覇と報徳学園(2002年)以来となる秋春連覇を目指す。
【第11日:決勝】
12時30分 智弁学園(近畿/奈良)- 高松商(四国/香川)