プロ野球も開幕から2カードが終わり、ここまでロッテが西武と同率で1位となっている。そんな中、開幕から1番打者を任されている岡田幸文のバッティングがチームに勢いを与えている。
今年の岡田を見ていると、明らかにこれまでとバッティングスタイルが変わったと構えを見てすぐに感じることができる。昨年までの岡田のバッティングはバットを短く持ち、叩きつけるようなバッティングで足を生かした内野安打を打つというイメージが強い。
しかし、今年はキャンプから「強く振る」ことをテーマに掲げてバットを長く持ち、構えも今までよりもどっしりとしたフォームへと変わっている。道具にもこだわりを見せ、バットも昨年よりも重いものを使用するようになった。自主トレではチームの先輩・福浦和也に教えを請い、打力向上に取り組んだ。
オープン戦中にはインフルエンザにかかり、出遅れた岡田だったが途中出場した3月15日のソフトバンク戦では8回に先制タイムリーを放ち開幕スタメンに向けアピールを見せた。
そして3月25日、日本ハムとの開幕戦。岡田は「1番・センター」でスタメン出場を勝ち取った。岡田が開幕戦で1番に起用されたのは11年以来、5年ぶりだった。東日本大震災で開幕が遅れたこの年、岡田は開幕戦前日に西村徳文監督(当時)に呼ばれ、「明日は1番で行くぞ」と告げられた。
この一言に燃えた岡田は翌日の楽天との開幕戦、第1打席となった初回に楽天先発・岩隈久志からライト前ヒットを放つ好スタートを切った。岡田はこの年、フル出場を果たし41盗塁と飛躍のシーズンとなった。
そして2016開幕戦の初回、岡田は日本ハム先発・大谷翔平から鋭い打球を放ち、グラブを強襲する内野安打で出塁。その後、デスパイネのタイムリーで先制のホームを踏み、ロッテはこの回3点を奪取。初回の得点が終盤に大きく活き3対2で開幕戦に勝利した。
岡田のバットが冴え渡ったのは3月29日の楽天戦だった。同点で迎えた6回、満塁のチャンスで左中間へ打球を飛ばす。この一振りは走者一掃のタイムリー三塁打となり、ロッテがリードを広げる。この時、もし岡田が一塁ベース付近で転倒しなければ、ランニングホームランとはいえ待望のプロ初本塁打になっていたかもしれない。
さらに続く7回にもヒットを放ち、この試合は5打数3安打4打点の大活躍だった。翌日は4打数ノーヒットに終わり、開幕から続いていた連続試合安打は4でストップ。それでも岡田は大きな手応えを感じている。
岡田幸文といえばこれまでは「エリア66」の異名に代表されるように、「守備の名手」とされてきた。それに力強いバッティングが備われば…。さらに新たな姿を見せてくれるに違いない。そして、待望のプロ入り初ホームランにも期待が掛かる。
今年の岡田を見ていると、明らかにこれまでとバッティングスタイルが変わったと構えを見てすぐに感じることができる。昨年までの岡田のバッティングはバットを短く持ち、叩きつけるようなバッティングで足を生かした内野安打を打つというイメージが強い。
しかし、今年はキャンプから「強く振る」ことをテーマに掲げてバットを長く持ち、構えも今までよりもどっしりとしたフォームへと変わっている。道具にもこだわりを見せ、バットも昨年よりも重いものを使用するようになった。自主トレではチームの先輩・福浦和也に教えを請い、打力向上に取り組んだ。
オープン戦中にはインフルエンザにかかり、出遅れた岡田だったが途中出場した3月15日のソフトバンク戦では8回に先制タイムリーを放ち開幕スタメンに向けアピールを見せた。
そして3月25日、日本ハムとの開幕戦。岡田は「1番・センター」でスタメン出場を勝ち取った。岡田が開幕戦で1番に起用されたのは11年以来、5年ぶりだった。東日本大震災で開幕が遅れたこの年、岡田は開幕戦前日に西村徳文監督(当時)に呼ばれ、「明日は1番で行くぞ」と告げられた。
この一言に燃えた岡田は翌日の楽天との開幕戦、第1打席となった初回に楽天先発・岩隈久志からライト前ヒットを放つ好スタートを切った。岡田はこの年、フル出場を果たし41盗塁と飛躍のシーズンとなった。
そして2016開幕戦の初回、岡田は日本ハム先発・大谷翔平から鋭い打球を放ち、グラブを強襲する内野安打で出塁。その後、デスパイネのタイムリーで先制のホームを踏み、ロッテはこの回3点を奪取。初回の得点が終盤に大きく活き3対2で開幕戦に勝利した。
岡田のバットが冴え渡ったのは3月29日の楽天戦だった。同点で迎えた6回、満塁のチャンスで左中間へ打球を飛ばす。この一振りは走者一掃のタイムリー三塁打となり、ロッテがリードを広げる。この時、もし岡田が一塁ベース付近で転倒しなければ、ランニングホームランとはいえ待望のプロ初本塁打になっていたかもしれない。
さらに続く7回にもヒットを放ち、この試合は5打数3安打4打点の大活躍だった。翌日は4打数ノーヒットに終わり、開幕から続いていた連続試合安打は4でストップ。それでも岡田は大きな手応えを感じている。
岡田幸文といえばこれまでは「エリア66」の異名に代表されるように、「守備の名手」とされてきた。それに力強いバッティングが備われば…。さらに新たな姿を見せてくれるに違いない。そして、待望のプロ入り初ホームランにも期待が掛かる。