試合消化数は6試合から7試合と少なく固め打ちすれば、一気に打率は上がるが、昨季パ・リーグ首位打者の柳田悠岐(ソフトバンク)が打率.190、清田育宏(ロッテ)が.194と2割を切っている。彼らは昨季打率3割を記録しており、シーズンのどこかで必ず調子をあげてくるだろう。ここでは、春先は状態がいまひとつも、シーズンが進むにつれて調子をあげていく選手を見ていきたい。
近年では、山田哲人(ヤクルト)が当てはまる。今季はここまで打率.357、2本塁打、5打点を記録する山田だが、レギュラーに定着した14年の3、4月の打率が.291、昨季は打率.269と3割以上打っていない。特に昨季は打率だけでなく、2本塁打、10打点と、4月終了時点でタイトル争いに顔を出せるような成績ではなかった。しかし、5月に入ると当たりが出始め、7月には月間打率.434、10本塁打、25打点と大暴れ。終わって見れば、打率.329、38本塁打、100打点と打撃三部門で自己最高の成績を残した。
今季からヤクルトに移籍した坂口智隆もオリックス時代は、どちらかといえばスロースターターだった。最多安打を記録した11年は3、4月の打率は.273スタートも、6月に月間38安打を放ち、打率.447をマークするなど、最終的には打率.297。2年連続で打率3割を記録した09年と10年も、09年が.167、10年が.270と出遅れている。ちなみに今季は、アピールしなければならない立場ということもあり、ここまで打率.314だ。
また、メジャーで活躍するイチローも、春先はそこまで得意ではない。10年連続で200安打を達成した期間中は、4度4月に打率3割以上を記録できなかった。シーズン最多安打記録を更新した04年の4月は、打率.255とスロースタートだった。
シーズンが始まったばかりではあるが打率2割を切る柳田と清田が、どの時期に調子を上げるか注目だ。
近年では、山田哲人(ヤクルト)が当てはまる。今季はここまで打率.357、2本塁打、5打点を記録する山田だが、レギュラーに定着した14年の3、4月の打率が.291、昨季は打率.269と3割以上打っていない。特に昨季は打率だけでなく、2本塁打、10打点と、4月終了時点でタイトル争いに顔を出せるような成績ではなかった。しかし、5月に入ると当たりが出始め、7月には月間打率.434、10本塁打、25打点と大暴れ。終わって見れば、打率.329、38本塁打、100打点と打撃三部門で自己最高の成績を残した。
今季からヤクルトに移籍した坂口智隆もオリックス時代は、どちらかといえばスロースターターだった。最多安打を記録した11年は3、4月の打率は.273スタートも、6月に月間38安打を放ち、打率.447をマークするなど、最終的には打率.297。2年連続で打率3割を記録した09年と10年も、09年が.167、10年が.270と出遅れている。ちなみに今季は、アピールしなければならない立場ということもあり、ここまで打率.314だ。
また、メジャーで活躍するイチローも、春先はそこまで得意ではない。10年連続で200安打を達成した期間中は、4度4月に打率3割以上を記録できなかった。シーズン最多安打記録を更新した04年の4月は、打率.255とスロースタートだった。
シーズンが始まったばかりではあるが打率2割を切る柳田と清田が、どの時期に調子を上げるか注目だ。