虎の守護神が世界へ...
現地時間4月3日(日本時間4日)、アメリカ・メジャーリーグの2016年シーズンが開幕。日本と違って一斉開幕ではなく、この日は3試合のみの開催となったが、日本に縁のある“あの選手”がメジャーデビューを果たした。
PNCパークで行われたパイレーツ-カージナルスの一戦、カージナルスは0-3の7回頭から2番手・呉昇桓を起用。いきなり先頭打者に四球を与えると、内野ゴロを挟んでもう1つ四球を出して一死一二塁のピンチを迎える。
それでも、3番・フリースはフルカウントから外いっぱいのスライダーで見逃しの三振に打ち取り、続く4番のマルテも外に逃げていくスライダーで空振りの三振。メジャー初マウンドを無失点で切り抜けた。
1回に27球を要し、打者5人中4人はフルカウントまでもつれるという苦しい展開だったが、打たれた安打は0。完璧とは言えないまでも、自ら招いたピンチを処理し、得点を許さなかったという点ではまずまずのスタートだったと言えるだろう。
日本人メジャーリーガーはもちろんのこと、日本からメジャーに挑戦していった助っ人たちからも目が離せない。