ファンが選んだ「先週のMVP」
ベースボールキングでは、今シーズンから「週間MVP」をユーザーの皆様の投票によって決定。各球団から候補者を1名ずつ選出し、その中から活躍したと思う選手に「1位」~「3位」まで順位付けをしてもらう形で投票。1位が5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントで集計をし、合計獲得ポイントの多かった選手が「週間MVP」となる。
第3回は4月5日(火)から4月10日(日)までが対象。ファンからの支持を最も集めた「第3回・週間MVP」は誰だったのか。投票結果は以下の通り。
【投票結果】
<パ・リーグ>
1位 807ポイント 細谷 圭(ロッテ)
2位 711ポイント 岸 孝之(西武)
3位 567ポイント 松田宣浩(ソフトバンク)
<セ・リーグ>
1位 580ポイント ホセ・ロペス(DeNA)
2位 572ポイント 菅野智之(巨人)
3位 504ポイント 小熊凌祐(中日)
11年目で開花!“浦和の帝王”が一軍の舞台で大暴れ
第3回の投票で最も支持を集めたのは、ロッテの細谷圭だった。
プロ入りから11年。二軍では打点王を2回獲得し、ファーム日本選手権でMVPに輝くなど、かねてから期待されていた右の強打者がついに一軍でその才能を開花させようとしている。
先週は6試合すべてに出場し、10安打はリーグトップ。何と言っても7日のソフトバンク戦での大暴れは凄まじく、1試合で5安打5打点という大活躍で、一気にパ・リーグ個人打撃成績の先頭に躍り出た。
当初は高浜卓也と投手の左右に合わせて併用という形が続いていたが、今や「2番・三塁」の座を射止めようとしている。“二軍の帝王”からの脱却へ、いまロッテの細谷圭がスゴい。
細谷に次ぐ2位には、西武の岸孝之がランクイン。週の頭・5日の日本ハム戦で1安打完封の快投を披露し、チームを連勝街道へ導く活躍が評価された。
セは“定位置”復帰でキッカケを掴んだハマの“エルチャモ”
一方で激戦となったのがセ・リーグ。抜けだしたのはDeNAのホセ・ロペスだった。
9日のヤクルト戦で今シーズン初めて5番に座ると、その試合で3打席連発・6打点の大爆発。チームの連敗ストップに貢献すると、チームは翌10日の試合にも勝利して今シーズン初の連勝とカード勝ち越しを達成した。
これまで新助っ人のロマックがうまくハマらず、5番不在から筒香がまともに勝負してもらえないというケースも増え、そこから打線全体の不振に繋がっていたDeNA。ロペスが昨年までの慣れた持ち場に戻ることで、相手に与える脅威はより増す。
先発陣が頑張りながらも打線が援護できずに苦戦していたチームだけに、この変更を機に打線が上向いていくようなことになれば、今までの出遅れを一気に取り戻すことだってできるだろう。幸いにも抜け出すチームがなく、今年も混戦模様なセ・リーグ。ここからDeNAの逆襲がはじまる……かもしれない。
ロペスと競った2位には、“伝統の一戦”で阪神を完封した巨人・菅野智之が入り、3位にはDeNAを相手に1安打完封の快投を披露したDeNAの小熊凌祐がランクインしている。
【候補者一覧】
▼ パ・リーグ
松田宣浩(ソフトバンク)
中田 翔(日本ハム)
岸 孝之(西武)
塚原頌平(オリックス)
ウィーラー(楽天)
▼ セ・リーグ
バレンティン(ヤクルト)
菅野智之(巨人)
西岡 剛(阪神)
エルドレッド(広島)
小熊凌祐(中日)
ロペス(DeNA)
▼ その他(※候補外もファンが名前を挙げた選手)
パ:メヒア(西武)、井口資仁(ロッテ)、則本昂大(楽天)
セ:新井貴浩(広島)、江越大賀(阪神)、吉見一起(中日)