ニュース 2016.04.13. 11:00

投打に元気がないオリックス 安達の復帰が浮上のきっかけになる?

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オリックス・安達了一
 3勝10敗で最下位に沈むオリックス。前カードのソフトバンクとの2連戦では、エース・金子千尋、昨季防御率リーグ2位の西勇輝を先発に立てるも、金子が4回1/3を8失点、西が5回1/3を6失点と試合を作ることができず連敗。12日の日本ハム戦も、先発したディクソンが7回4失点で敗戦投手となった。

 投手陣は金子、西だけでなく、守護神のコーディエが二軍落ちするなど精彩を欠き、チーム防御率はリーグワーストの6.57。2003年の927失点、防御率5.95を越えそうな勢い。

 野手陣もT-岡田が打撃不振で二軍落ちするなど、チーム打率.220、チーム本塁打も13試合が終了して、0本と苦戦する。出だしで躓いたオリックスだが、「潰瘍性大腸炎」で離脱していた安達了一が一軍昇格。この復帰を浮上のきっかけにしたいところ。

 安達は、厚生労働省指定の難病ということもあり、長期離脱の心配もされたが、2月10日に退院。退院後はキャンプに合流せず、二軍施設などでトレーニングを行い、4月2日のソフトバンクとの二軍戦で実戦復帰を果たした。

 二軍戦では、4試合に出場して打率.300(10打数3安打)の成績。「3番・遊撃」で出場した8日の広島戦でマルチ安打を記録すれば、9日の広島戦では「3番・遊撃」で1打数無安打、3四死球を選んでいた。

 そして、12日に一軍昇格し、同日の日本ハム戦で「7番・遊撃」で早速先発出場。3回の第1打席でレフト前安打を放つと、続く5回の第2打席でもレフト前安打を記録。復帰初戦でいきなりマルチ安打をマークした。

 守備では、安達が不在の間、縞田拓弥が5試合、中島宏之が4試合、大城滉二が3試合遊撃で先発出場するも、3人とも失策を1つずつ記録。守備力に定評のある安達の存在の大きさを痛感する形となっていたが、彼が戻ってきたことで、遊撃の守備も不安がなくなりそうだ。

 3勝10敗と出遅れたオリックス。3年連続で130試合以上出場する安達が復帰し、チームは浮上していくだろうか。

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