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新天地での開花に期待…トレードが決まった乾真大と大累進ってどんな選手?

巨人と日本ハム間でトレードが成立


 巨人と日本ハムは11日、両球団間で1対1のトレードに合意したことを発表。日本ハムは左腕の乾真大を放出し、巨人から内野手の大累進を獲得する。

 プロ野球も開幕から2週間が過ぎ、まずはカードがひと回りしたところで、飛び込んできたトレードの知らせ。ともに大卒でプロの門を叩くも、なかなか一軍の壁を破ることが出来ずに伸び悩んでいた選手だった。

 乾と大累という選手は、一体どんな選手だったのか……。新天地でブレイクを期す2人のこれまでを以下にまとめた。


東洋大黄金期を支えた世代屈指の左腕


 乾は1988年12月8日生まれの27歳。いまや「現役最強」との呼び声高い“88世代”の選手で、田中将大(ヤンキース)や前田健太(ドジャース)らと同世代にあたる。

 東洋大姫路高時代には3年夏にエースとして甲子園ベスト8進出に貢献。ちなみに、田中を擁した駒大苫小牧に敗れた。大会終了後には、斎藤佑樹(日本ハム)や田中らとともに高校選抜にも選出されている。

 東洋大進学後も1年春から公式戦のマウンドに登り、2年の春には4勝を挙げる活躍で最優秀投手、ベストナインなどを受賞。大エース・大場翔太(中日)が抜けた穴を見事に埋め、チームを3季連続優勝に導いた。

 3年から4年にかけては思うような活躍ができなかったが、それでも大学日本代表に選ばれるなど存在感を発揮。2010年のドラフト3位で日本ハムから指名を受けた。

 貴重な中継ぎ左腕としてルーキーイヤーから5試合に登板すると、2年目の2012年には36試合に登板。32回2/3という投球回数で32個の奪三振を記録するなど、奪三振能力には長けていたが、防御率5.51と失点が多かった。

 その後、2013年には19試合と登板機会を減らし、2014年はプロ入り後ワーストとなる一軍登板1試合。昨年も6試合に留まり、今年は一軍登板の機会がなかった。

 左のリリーフが枯渇している巨人という新天地は、乾にとって大きなチャンスの場となる。“黄金世代”の中でも屈指の評価を受けていた左腕が心機一転、再スタートを切る。


オコエより速い!ハムに加わる“スピードスター”候補


 大累は、1990年8月31日生まれの25歳。札幌市の出身で、駒大苫小牧高から道都大という経歴を持つ生粋の“道産子”である。

 この男の武器は、何と言ってもスピード。大学時代には50メートル5秒7を記録しており、右打者ながら一塁到達は4.0秒前後という快足の持ち主。ドラフト指名後、仮契約の時に「飼っていた犬より速かった」と語ったことでも話題を呼んだ。

 ちなみに、昨年そのスピードで日本中から注目を集めたオコエ瑠偉(楽天)でも、50メートルは5秒9。一塁到達も4.2秒前後というから、大累のスピードの凄まじさがお分かりいただけるだろう。

 俊足を武器に、大学時代には安打を量産。3年秋にはリーグ最多の20安打を放ち、打率.426で首位打者も獲得。肩も強く、遊撃守備にも定評があったため、2012年のドラフト会議では“隠し玉候補”と言われながらもドラフト2位で巨人から指名を受けた。

 ところが、プロ入り後は打撃で苦しみ、一軍の壁を超えられない日々が続いた。結局、一軍出場は2013年の2試合のみ。2014年からは俊足と強肩を活かすべく外野にも取り組んだが、昇格のチャンスを掴むことはできなかった。

 新天地となる日本ハムは、ここまでで陽岱鋼や岡大海、浅間大基といった外野手に故障者が続出。そこに加えて内・外野問わず守れて走れる杉谷拳士も、10日の試合で右手首を負傷。11日付で登録を抹消されており、早くも危機的状況を迎えていた。

 そんな中、本職であるショート以外にもサードやセカンド、さらには外野にも取り組んでいた大累のユーティリティー性は、日本ハムにとって大きな魅力であった。陽岱鋼や杉谷の離脱に伴う機動力の低下も十分に補うことができる存在であり、苦戦が続くチームの流れを変える可能性を秘めた選手だと言える。

 生まれも育ちも北海道。慣れ親しんだ北の大地で、その才能を開花させることができるか。地元から再出発を切る大累進から目が離せない。


▼ 乾真大 <投手>
生年月日:1988年12月8日(27歳)
身長/体重:176センチ/80キロ
投打:左投左打
経歴:東洋大姫路高-東洋大-日本ハム
[通算] 67試 1勝2敗2ホールド 防御率5.86


▼ 大累進 <内野手>
生年月日:1990年8月31日(25歳)
身長/体重:175センチ/73キロ
投打:右投右打
経歴:駒大苫小牧高-道都大-巨人
[通算] 2試 率.000 本0 点0
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