DeNAの山崎康は失策絡みで…
プロ野球は17日、セ・パ合わせ6試合が行われ、各球場で守護神のセーブ失敗が相次いだ。
松山でヤクルトと対戦したDeNAは、2点リードの9回に山崎康を投入。しかし、二死二塁から打ち取った当たりを三塁手・白崎が適時失策。さらに二死満塁とされたあと、西浦、中村に連続適時打を許し4-5でサヨナラ負け。DeNAは今季2度目の4連敗で、3失点(自責点0)山崎康は今季初黒星を喫した。
ナゴヤドームで阪神と対戦した中日は、2-1の9回に福谷を投入。こちらも二死一塁まで漕ぎつけるも、今成、福留の代打攻勢に屈し、土壇場で同点に追いつかれた。それでも10回裏に、4番ビシエドがサヨナラ2ランを放ち劇的勝利。このカード3連勝で、一気に2位へ浮上した。
楽天・松井裕は4点差を守れず…
ヤフオクドームでソフトバンクと対戦した楽天は、9回終了時点で7-3と4点リード。4連敗中の楽天ベンチはセーブが付かない場面にも関わらず松井裕を投入したが、これが大誤算。二死二塁から内川に適時打を許し3点差に迫られると、さらに一、二塁とされたあと、代打・吉村に同点3ランを浴びた。
7-7の延長12回には、6番手の戸村がまたしても吉村に2ランを浴び9-7でサヨナラ負け。楽天はこれで5連敗となった。
札幌ドームで日本ハムと対戦したロッテは、2-1の9回に昨季セーブ成功率100パーセントの西野をマウンドへ。しかし、一死一、二塁から近藤に適時打を許し試合は振り出しに。それでも延長10回に打線が3点を勝ち越し、5-3で勝利した。
対する日本ハムも2-2の10回に抑えの増井を投入したが、こちらも1回3失点と大乱調。1イニングを投げ切ることなくマウンドを降り、今季初黒星を喫した。
この日、順調にセーブをマークしたのは、巨人の沢村(広島戦○2-1)とオリックスの平野(西武戦○5-2)の2投手のみだった。