○ ドジャース　3 － 1　ジャイアンツ ●
＜現地時間4月17日　ドジャー・スタジアム＞

　ドジャースの前田健太は現地時間17日（日本時間18日）、本拠地で行われた宿敵・ジャイアンツとの一戦に先発登板。7回1失点の好投で2勝目を挙げた。

　メジャーデビューから2試合連続で無失点。1勝負けなしで迎えた3度目のマウンドは、同地区のライバル・ジャイアンツとの一戦。5年9000万ドル（約97億円）の大型契約でジャイアンツに新加入したジェフ・サマージャとの投げ合いとなった。

　前田は立ち上がり2イニングを無失点で立ち上がるも、3回二死から2番のパニックに浮いた変化球を捕らえられ、ライトスタンドへの一発を被弾。デビューから続けた連続無失点が14イニングでストップする。

　それでも集中力は切らさず、4回の二死一三塁のピンチは無失点で切り抜け、5回は三者凡退。味方の反撃を待つ。すると5回裏、ドジャースは二死一塁から8番のペダーソンがライトへ運ぶ逆転の2ラン。一振りで試合をひっくり返す。

　援護をもらった前田は6回も3番・ポージーから始まるジャイアンツ打線を3人で斬り、7回も安打で走者を背負いながらバントの小飛球を見事な処理で併殺に斬って取り、メジャー最長の7回を99球、1失点でまとめた。

　その後はドジャースが7回に1点を追加し、3－1とリードを拡大。8回はハッチャー、9回は守護神のジャンセンの鉄壁リレーで逃げ切り、3－1で勝利を収めた。

　前田はメジャー最長の7回を99球、4安打、3四球で7奪三振の1失点。デビュー戦ぶりとなるメジャー2勝目をマークした。これで今シーズンは3勝で負けなし。防御率は0.47と驚異的な数字になっている。