川本、竹原が躍動!
22日の西武対楽天の一戦では、昨季戦力外でチームを去った2人が活躍を見せた。
昨季ロッテから戦力外を受け、テストで入団を果たした川本良平は、1点を追う6回二死三塁の場面で、代打で登場した。「いいところに飛んでくれました。楽天に来て初の打席で結果が出てよかったです」と1ボールから武隈祥太が投じたチェンジアップをセンター前に運ぶタイムリー。
9回の第3打席は、1点を返してなお、一死満塁で回ってきた。川本が放った当たりはサードに転がりダブルプレーで試合終了かと思われたが、三塁の鬼崎裕司が二塁へ悪送球。三塁走者が生還し、同点となった。その後、楽天は勝ち越しに成功。結果的に川本は、2度同点を演出する活躍ぶりだった。
西武へ移籍した竹原直隆も、良い働きを見せた。昨季はオリックスが序盤低迷する中で、3、4月、打率.348、1本塁打、6打点の活躍を見せた竹原直隆だったが、オフに戦力外を受け、今季から活躍の舞台を西武に移した。
開幕は二軍スタートも、二軍で打率.360(25打数9安打)、1本塁打、6打点とアピールし、22日に昇格。同日の楽天戦、7回に代打で途中出場していた竹原は、同点の8回二死満塁のチャンスで打席が回ってくると、左の浜矢廣大から一時勝ち越しとなる2点タイムリー。勝利に結びつかなかったものの、存在感を見せた。
坂口はレギュラーとして活躍
ヤクルトの坂口智隆は、開幕からレギュラーで出場する。坂口は、11年に175安打を放ち最多安打を獲得したことのある実力者。近年は故障や成績不振で思うような力を発揮することができず、昨オフ自ら自由契約を選択し退団。ヤクルトへ移籍した。
移籍先のヤクルトでは、ここ数年の悔しさを晴らすように打ちまくっている。オープン戦で結果を残し、開幕スタメンを勝ち取ると、ここまでリーグ6位の打率.337、安打数はリーグ3位の30安打。「1番・中堅」でスタメン出場した17日のDeNA戦では、4安打2打点と大暴れ。リードオフマンとして、チームに欠かせない存在となっている。
22日の川本、竹原の活躍。そして開幕からスタメン出場を続ける坂口の存在は、“戦力外”となり他球団へ移籍した選手たちに刺激となっているはず。二軍で汗を流す“戦力外組”も、一日でも早く活躍する姿をファンに見せたいところだ。