「超変革」をスローガンに掲げ、若手中心に攻撃的な戦いを続ける阪神タイガーズ。ルーキー高山俊、横田慎太郎、江越大賀など若手の台頭もさることながら、4番で出場し成績を残す福留孝介、本塁打と打点で二冠のゴメスなど、明るいニュースが多い。
比較的明るいニュースの多かった4月の阪神にあって、前半不振を極めていたのが、キャプテン鳥谷敬だ。
鳥谷は、開幕からショート、精神的柱として全試合出場している。しかし、4月17日まで打率は1割台と、躍進するチームのなかで、個人としては、結果を残せない試合が続いていた。
しかし、4月19日のヤクルト戦に試合を決めるタイムリーをきっかけに調子を上げ、打率も.253まで上げている。今年で35歳になる鳥谷。年齢的にはまさにベテランの域に達している。
若手の起用が目立つ今年のチーム状況だけに、自らの結果を優先するのではなく、チームを俯瞰し、勝利を第一に考えることのできる立場の鳥谷の貴重さは、際立つものがある。その象徴ともいうべき数字がある。
不振だった開幕からの一ヶ月間。鳥谷は、打撃部門において、ある数字の上位にいるのだ。それは、犠飛と四球の数である。犠飛は4でリーグトップ。四球はリーグ2位の19。
四球の数は、不振であったにもかかわらず、鳥谷がいかに投手に警戒されているかを表している。そして、リーグ単独トップの犠飛。打者は、不振が続くと自らの結果を求め、打ち気にはやる傾向があるが、鳥谷はチームバッティングで、チームの貴重な1点を演出しているという見方もできる。
2005年にリーグ制覇をして以来、優勝から遠ざかっている阪神。胴上げの輪の中にいた鳥谷と金本現監督。就任1年目の今年。金本監督を男にすることができるか。鳥谷が重要な役割を担っていることは、言うまでもない。
比較的明るいニュースの多かった4月の阪神にあって、前半不振を極めていたのが、キャプテン鳥谷敬だ。
鳥谷は、開幕からショート、精神的柱として全試合出場している。しかし、4月17日まで打率は1割台と、躍進するチームのなかで、個人としては、結果を残せない試合が続いていた。
しかし、4月19日のヤクルト戦に試合を決めるタイムリーをきっかけに調子を上げ、打率も.253まで上げている。今年で35歳になる鳥谷。年齢的にはまさにベテランの域に達している。
若手の起用が目立つ今年のチーム状況だけに、自らの結果を優先するのではなく、チームを俯瞰し、勝利を第一に考えることのできる立場の鳥谷の貴重さは、際立つものがある。その象徴ともいうべき数字がある。
不振だった開幕からの一ヶ月間。鳥谷は、打撃部門において、ある数字の上位にいるのだ。それは、犠飛と四球の数である。犠飛は4でリーグトップ。四球はリーグ2位の19。
四球の数は、不振であったにもかかわらず、鳥谷がいかに投手に警戒されているかを表している。そして、リーグ単独トップの犠飛。打者は、不振が続くと自らの結果を求め、打ち気にはやる傾向があるが、鳥谷はチームバッティングで、チームの貴重な1点を演出しているという見方もできる。
2005年にリーグ制覇をして以来、優勝から遠ざかっている阪神。胴上げの輪の中にいた鳥谷と金本現監督。就任1年目の今年。金本監督を男にすることができるか。鳥谷が重要な役割を担っていることは、言うまでもない。