「5試合連発」は球団35年ぶり!
大谷翔平のバットが止まらない。
17日、北九州で行われているソフトバンク戦の第1打席。バンデンハークが投じた外寄りの変化球を弾き返すと、打球は左中間スタンド上段へと吸い込まれた。
今シーズン第8号の先制2ランは、野手出場5試合連発となる一撃。球団では1981年にトニー・ソレイタが記録して以来、実に35年ぶりという快挙であった。
規定到達で52発ペース!?
投手ではここまで8試合で1勝と苦しい戦いが続いているが、打つ方では4年目の進化を確実に見せつけている怪物。
この日の1打席目終了時点で、67打席で8本塁打を記録。これを規定打席(443打席)に換算してみると、年間52本という驚異的なペースになるのだ。
【シーズン52本塁打以上】
60本 バレンティン(ヤクルト)
55本 王 貞治(巨人)
55本 タフィ・ローズ(近鉄)
55本 アレックス・カブレラ(西武)
54本 ランディ・バース(阪神)
52本 野村克也(南海)
52本 落合博満(ロッテ)
あくまでもペース換算の話ではあるのだが、これだけのそうそうたるメンバーに続くような勢いで本塁打を量産していると考えると、ただの8本塁打ではないことがお分かりいただけるだろう。それも、投手を並行しながら、である。
2014年に記録した自己最多の10本塁打はもうすぐそこ。ここから投手の方の調子を取り戻していければ、「10勝&20発」という新たな伝説も現実味を帯びてくる。
驚異的なペースで本塁打を積み重ねる大谷翔平のバットから、目が離せない。