先発出場も互いに途中交代…
期待の若手外野手にとっては辛い誕生日となった。
6月9日に26歳の誕生日を迎えた巨人・大田は、西武戦に「1番・左翼」で先発出場。相手の先発左腕・バンヘッケンに対し、初回の打席で三球三振に倒れるなど4打数無安打。守備では1点リードの7回、西武・木村昇のライナー性の打球を、グラブに当てながら落球。これが逆転に繋がる二塁打になってしまった。
3点を追う8回は一死満塁の好機で打順が巡ってきたが、ここで代打・相川を告げられ交代。攻守ともに精彩を欠き、今季の打率は.213まで低下した。
21歳の誕生日を迎えた阪神・横田は、ロッテ戦に「8番・中堅」で先発出場。相手先発は、高校時代に鹿児島県でしのぎを削ってきた同じ高卒3年目の二木。第1打席は右翼への大飛球を放ったが、打球はフェンス前で失速。5回の第2打席はバットを折られ、二ゴロに倒れた。
その二木は、6回を2失点にまとめ4勝目(5敗)。プロでの初対決は、お立ち台にも上がったライバル右腕に軍配が上がった。
横田は守備でも、5回の二死一塁の場面で、ロッテ・井口の飛球をうしろに逸らしてしまった。詰まった打球だったが、一歩目の判断が送れ猛チャージも及ばなかった。打球が中堅後方を転々とする間に、6失点目となる走者がホームイン。7回には3度目の打順が巡ってきたが、こちらも代打・新井を告げられ途中交代。この試合は2打数無安打で、打率は.200となった。
それでもチームが勝利すれば救わるところだったが、巨人は西武に4-7、阪神はロッテに2-7で敗戦。両選手にとっては辛い一日となった。