打率.415、5本塁打の城所「素晴らしい」
ソフトバンクが阪神を8-4で下し、13勝4敗1分で交流戦の全日程を終了。他チームの残り試合を待たずに2年連続の最高勝率が確定した。
ソフトバンクは0-0の5回、下位打線のチャンスメイクで二死満塁とすると、1番今宮が押し出し四球を選び先制。さらに続くチャンスで、2番城所が6号満塁弾を黄色く染まる右翼席へ運んだ。3点リードの8回以降も、4番内川の12号ソロ、代打・長谷川の2点適時打で加点。甲子園に来てから沈黙していた打線が、最後の最後で王者らしい繋がりを発揮した。
投げては先発の武田が、7回2失点の好投で同僚の和田と並ぶリーグトップの8勝目(1敗)。8回は岩崎、9回は森の継投で逃げ切り、敵地で交流戦連覇を決めた。
試合後、監督インタビューに応じた工藤監督は「打者も投手もよく頑張ってくれた。1試合1試合、集中力を切らさず戦った結果」と交流戦を総括。中でも同期間中、打率.415、5本塁打、12打点と打ちまくった城所については、「自分では『ホームランバッターじゃない』と言っているが、ここまでの活躍は素晴らしい」と突然の大ブレークを称えた。
「投手陣は立ち上がりからあまり点を取られなかった。それが打者にいい影響を与えた」と、和田、武田、千賀、東浜ら先発陣の働きも評価。最後は「3連覇という大きな目標はあるが、身近な目標は3連戦の中でしっかり勝ち越していくこと。それを一つ一つこなしながら、しっかり戦って行きたい」と、6月24日から再開するリーグ戦を早くも見据えていた。