セ・リーグの首位を独走する広島の今季の最大のテーマは、昨季15勝をマークし今季から活躍の舞台をメジャーに移した「エース・前田健太の抜けた穴」をどう埋めるか…だった。しかし、その答えはもう出ている。なぜなら、野村祐輔がその穴を埋めているからだ。
野村は2011年ドラフト1位で広島に入団すると、1年目から先発ローテーションの一角として、27試合に登板し、9勝11敗ながら防御率は1.98。セ・リーグの新人投手では、1966年堀内恒夫(巨人)以来46年ぶり5人目となる防御率1点台をマークし、新人王を獲得した。翌13年は12勝を挙げ、球団初のクライマックス・シリーズ進出に大きく貢献。その活躍から将来のエース候補として期待されていたが、ここ2年間は苦しいシーズンが続いていた。
12年 27試 9勝11敗 防1.98
13年 23試 12勝6敗 防3.74
14年 19試 7勝8敗 防4.39
15年 15試 5勝8敗 防4.67
16年 15試 11勝2敗 防2.50
今季は、この2年間の鬱憤を晴らすように、白星を積み重ねている。5月25日の巨人戦から自身初の7連勝中(広島の投手で勝敗なしの試合を挟まず、7戦7勝は、86年の北別府学氏以来30年ぶりの快挙)。ここまで、両リーグ最多の11勝目を挙げるなど、かつての輝きを取り戻している。
さらに5月4日の巨人戦で、球団投手では99年6月28日の中日戦で紀藤が記録して以来、17年ぶりに1試合2安打を記録するなど、バッティングでもチームの勝利に貢献している。
これから徐々に疲れが出てくる過酷な後半戦。広島のエースへの道を歩み始めた野村祐輔が、 好調を維持できれば、25年ぶりのリーグ優勝に大きく近づくことは間違いない。
野村は2011年ドラフト1位で広島に入団すると、1年目から先発ローテーションの一角として、27試合に登板し、9勝11敗ながら防御率は1.98。セ・リーグの新人投手では、1966年堀内恒夫(巨人)以来46年ぶり5人目となる防御率1点台をマークし、新人王を獲得した。翌13年は12勝を挙げ、球団初のクライマックス・シリーズ進出に大きく貢献。その活躍から将来のエース候補として期待されていたが、ここ2年間は苦しいシーズンが続いていた。
12年 27試 9勝11敗 防1.98
15年 15試 5勝8敗 防4.67
16年 15試 11勝2敗 防2.50
今季は、この2年間の鬱憤を晴らすように、白星を積み重ねている。5月25日の巨人戦から自身初の7連勝中(広島の投手で勝敗なしの試合を挟まず、7戦7勝は、86年の北別府学氏以来30年ぶりの快挙)。ここまで、両リーグ最多の11勝目を挙げるなど、かつての輝きを取り戻している。
さらに5月4日の巨人戦で、球団投手では99年6月28日の中日戦で紀藤が記録して以来、17年ぶりに1試合2安打を記録するなど、バッティングでもチームの勝利に貢献している。
これから徐々に疲れが出てくる過酷な後半戦。広島のエースへの道を歩み始めた野村祐輔が、 好調を維持できれば、25年ぶりのリーグ優勝に大きく近づくことは間違いない。