DeNAの筒香嘉智は、月間最多の16本塁打を放ち7月の月間MVPに輝いたが、8月も打撃好調が続いている。
5日の中日戦では、2点を追う9回に田島慎二が投じた高めの直球を左翼席へ運んだ。今季34号となるアーチは、今季の「進化」を象徴する逆方向への一発だった。
そしてこの本塁打は、プロ通算100号となる節目のアーチ。初本塁打を記録した2010年10月7日の阪神戦から、大台までコツコツと積み上げてきた。24歳8カ月での通算100本塁打の達成は、12番目の年少記録で、DeNAでは09年の吉村裕基の25歳3カ月を抜いて最年少記録となった。
ただ、この試合は守護神・山崎康晃が9回に逆転を許し、筒香の一発は空砲に終わった。自身の本塁打よりも、欲しいものがチームの勝利。メモリアルアーチにも、素直に喜べない筒香がいた。
「負けたら意味がない。自分の記録のためにはやっていないし、そこには興味がない」と淡々と振り返るに終始した。
一方で本塁打の価値については少しだけ言及した。「ファンに喜んでもらえるもの。やっぱり一番いいものだけど、そこだけを目指していくのは違う」と話す。野球の醍醐味でファンを魅了しつつ、ファンのために勝利をささげる。これこそ「主砲」に与えられた役割だ。
筒香は、7月度の月間MVPを受賞した。7月はプロ野球新記録の3試合連続&月間6度のマルチ弾をマーク。月間16本塁打は日本人歴代最多タイで、31打点も球団史上最多タイだった。
量産態勢で話題を独占し、本塁打王の獲得も視野に入ってきた筒香だが、最後はあらためて明言した。
「チームが勝つためにやっていく中で、自分の記録は意識していない。今まで通りチームの勝利に貢献したい」。
自身のバットで、チームを勝利に導く、その本塁打には初めて“価値”がつく。
5日の中日戦では、2点を追う9回に田島慎二が投じた高めの直球を左翼席へ運んだ。今季34号となるアーチは、今季の「進化」を象徴する逆方向への一発だった。
そしてこの本塁打は、プロ通算100号となる節目のアーチ。初本塁打を記録した2010年10月7日の阪神戦から、大台までコツコツと積み上げてきた。24歳8カ月での通算100本塁打の達成は、12番目の年少記録で、DeNAでは09年の吉村裕基の25歳3カ月を抜いて最年少記録となった。
ただ、この試合は守護神・山崎康晃が9回に逆転を許し、筒香の一発は空砲に終わった。自身の本塁打よりも、欲しいものがチームの勝利。メモリアルアーチにも、素直に喜べない筒香がいた。
一方で本塁打の価値については少しだけ言及した。「ファンに喜んでもらえるもの。やっぱり一番いいものだけど、そこだけを目指していくのは違う」と話す。野球の醍醐味でファンを魅了しつつ、ファンのために勝利をささげる。これこそ「主砲」に与えられた役割だ。
筒香は、7月度の月間MVPを受賞した。7月はプロ野球新記録の3試合連続&月間6度のマルチ弾をマーク。月間16本塁打は日本人歴代最多タイで、31打点も球団史上最多タイだった。
量産態勢で話題を独占し、本塁打王の獲得も視野に入ってきた筒香だが、最後はあらためて明言した。
「チームが勝つためにやっていく中で、自分の記録は意識していない。今まで通りチームの勝利に貢献したい」。
自身のバットで、チームを勝利に導く、その本塁打には初めて“価値”がつく。