首位・広島は19日のヤクルト戦、2点を追う8回に一挙4点を奪い逆転勝ちを収めた。好調なチームを支えているのが、19日の試合で決勝打を放った丸佳浩を始め、菊池涼介、田中広輔、野村祐輔ら89年世代、ジョンソン、ジャクソン、ヘーゲンズ、エルドレッドら助っ人外国人、さらには“神ってる男”・鈴木誠也などが挙げられる。
そして、リリーフで貴重な働きを見せる今村猛の存在も忘れてはならない。今村は09年ドラフト1位で広島に入団し、11年にリリーフで一軍に定着した。12年には球団新記録となる29試合連続無失点を達成するなど、同年自己最多の69試合に登板し、防御率1.89を記録。翌年に行われた第3回WBCでは、日本代表に選出され日の丸を背負った。近い将来、広島の守護神を任される存在になるであろうと思われた。13年は57試合に登板したが、シーズン途中に二軍落ちするなど、前年に比べて成績を落とす。14年以降は、14年が17試合、15年が21試合と二軍で過ごす期間が長くなっていた。
今季はオープン戦で、7試合に登板して、防御率1.35を記録し、開幕一軍の座を掴む。開幕してからは、ビハインドゲーム、イニングを跨いでのリリーフ、ワンポイントなど様々な役割をこなし、地味ながら好調のチームを支える。
特に今村の存在感が際立った試合が、8月7日の巨人戦だろう。2位巨人との直接対決で2連敗を食らい、この日は先発・岡田明丈が3回3失点で降板し、後を受けて登板した薮田和樹、ヘーゲンズも2失点ずつ喫するなど、投手陣がピリッとせずリードを許す展開だった。
荒れたゲームで今村は、1点ビハインドの9回からマウンドに上がる。先頭の村田修一を遊ゴロに仕留めると、続く代打大田泰示を空振り三振、脇谷亮太を二直に抑え、3人で片づけた。するとその裏、二死走者なしから菊池涼介の本塁打で同点に追いつき、最後は新井貴浩がタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。9回二死から同点弾を放った菊池も素晴らしかったが、表の攻撃をしっかりと3人で抑えた今村の投球があってこそ“逆転サヨナラ劇”に繋がったといえるだろう。
ビハインドゲームから勝ち試合のリリーフまで様々な役割をこなす今村が、快進撃を支えている1人であることは間違いない。25年ぶりのリーグ優勝に向けて、引き続きチームの勝利に貢献してほしいところだ。
そして、リリーフで貴重な働きを見せる今村猛の存在も忘れてはならない。今村は09年ドラフト1位で広島に入団し、11年にリリーフで一軍に定着した。12年には球団新記録となる29試合連続無失点を達成するなど、同年自己最多の69試合に登板し、防御率1.89を記録。翌年に行われた第3回WBCでは、日本代表に選出され日の丸を背負った。近い将来、広島の守護神を任される存在になるであろうと思われた。13年は57試合に登板したが、シーズン途中に二軍落ちするなど、前年に比べて成績を落とす。14年以降は、14年が17試合、15年が21試合と二軍で過ごす期間が長くなっていた。
今季はオープン戦で、7試合に登板して、防御率1.35を記録し、開幕一軍の座を掴む。開幕してからは、ビハインドゲーム、イニングを跨いでのリリーフ、ワンポイントなど様々な役割をこなし、地味ながら好調のチームを支える。
特に今村の存在感が際立った試合が、8月7日の巨人戦だろう。2位巨人との直接対決で2連敗を食らい、この日は先発・岡田明丈が3回3失点で降板し、後を受けて登板した薮田和樹、ヘーゲンズも2失点ずつ喫するなど、投手陣がピリッとせずリードを許す展開だった。
荒れたゲームで今村は、1点ビハインドの9回からマウンドに上がる。先頭の村田修一を遊ゴロに仕留めると、続く代打大田泰示を空振り三振、脇谷亮太を二直に抑え、3人で片づけた。するとその裏、二死走者なしから菊池涼介の本塁打で同点に追いつき、最後は新井貴浩がタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。9回二死から同点弾を放った菊池も素晴らしかったが、表の攻撃をしっかりと3人で抑えた今村の投球があってこそ“逆転サヨナラ劇”に繋がったといえるだろう。
ビハインドゲームから勝ち試合のリリーフまで様々な役割をこなす今村が、快進撃を支えている1人であることは間違いない。25年ぶりのリーグ優勝に向けて、引き続きチームの勝利に貢献してほしいところだ。