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エルドレッドも上がれない!? 首位を走る広島の“助っ人力”

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一軍登録されている左から広島のジョンソン、ルナ、ジャクソン、ヘーゲンズ

好調の要因に外国人


 広島は2位の巨人に10ゲーム差をつけて首位に立つ。26日に長良川球場で行われる予定だった巨人戦は雨天中止となり、今日から舞台を京セラドームに移して2試合戦う。この直接対決に広島が連勝すれば、優勝マジック38が点灯する。

 チームが好調の要因の1つとして、オールスターに出場したエルドレッドが二軍にいるなど、4枚の一軍枠を巡り熾烈な争いを繰り広げる外国人選手たちの競争が挙げられる。

安定した投球を続ける助っ人3投手


 投手では、2年目のジョンソンが、ここまでリーグ2位の9勝(5敗)、防御率2.08と安定した投球を披露している。特にジョンソンが素晴らしいのは、しっかりと試合を作る事だ。先発投手の指標の1つとされるQS(6回3自責点以内)は、規定投球回に到達している投手で、セ・パあわせて唯一、全ての試合で達成している。後半戦、最初のゲームとなった7月18日の中日戦でも、白星こそつかなかったものの、7回を2失点に抑えた。

 また昨季、春先に躓いた原因となったリリーフ陣を整備するために獲得したジャクソンとヘーゲンズは、守護神・中崎翔太に繋ぐセットアッパーの役割を担う。

 勝ち試合の7回を任されることの多いヘーゲンズは、外国人枠を巡る争いに敗れ、開幕は二軍スタートだった。腐ることなく二軍で結果を残し、ルナが故障で離脱した4月下旬に一軍へ昇格。昇格直後は、ビハインドゲームでの登板が多かったが、徐々に信頼を掴み、5月中旬から現在のポジションで投げている。

 8回に投げるジャクソンは、ここまで44試合に登板して、3勝3敗23ホールド、防御率1.55とフル回転。また、ジャクソンは6月9日の日本ハム戦で2失点したのを最後に、15試合連続で無失点中だ。四死球で出塁を許すこともあるが、7月3日のDeNA戦で、倉本寿彦に二塁打を打たれて以降、1本も安打を許していない。

 ジャクソン、ヘーゲンズの安定感が光るが、広島は万が一に備えて、ブルージェイズ時代の13年、55試合に登板したデラバーを獲得。故障や不調など、何かがあったときに、代わりとなる選手が控えていることで、さらに競争力が高まりそうだ。


オールスターに出場したエルドレッドは現在二軍


 一方、野手陣はというと、春先は中日から今季加入したルナ、14年の本塁打王・エルドレッドが同時に一軍登録されていた。だが、ルナが故障で離脱した後、ヘーゲンズが勝ちパターンの一角を担っていることもあり、現在は投手3人野手1人が一軍に登録されている。

 現在はルナが一軍登録されている。故障で一時離脱している間に安部友裕が存在感を見せていたが、復帰後はルナが三塁で先発出場し、ここまで打率.310、3本塁打、25打点の成績を残す。特に7月は月間打率.357を記録し、23日の阪神戦で3ランを放つなど打撃好調だ。

 2年ぶりにオールスターに出場したエルドレッドは、現在二軍調整中。開幕から本塁打を量産し、6月中旬に右太もも裏の肉離れで離脱するまで、66試合の出場で打率.319、16本塁打、38打点と勝利に貢献していた。

 故障が癒え、エルドレッドはファン投票で選出されたオールスターに出場したが、外国人の枠の関係で現在も二軍で過ごす。7月24日に行われたオリックスとの二軍戦で、1試合2本塁打を記録するなど、昇格に向けてアピールを続けている。

 投打に安定した成績を残す広島の外国人選手たち。故障や不振で苦しんだとしても、力のある選手が控えている。レベルの高い争いができていることも、外国人の層を厚くしている要因なのかもしれない。
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