生え抜き選手の2ケタ本塁打はなし
球団創設12年目を迎えた楽天。2005年に球団が創設してから実は、一度も生え抜き選手の2ケタ本塁打を記録したことがない。
【楽天の年度別生え抜き最多本塁打】
2006年
塩川達也 1本
2007年
草野大輔 8本
2008年
横川史学 4本
2009年
草野大輔 7本
2010年
聖沢諒 6本
2011年
横川史学 4本
2012年
枡田慎太郎 5本
2013年
枡田慎太郎 8本
2014年
岡島豪郎、西田哲朗 7本
2015年
中川大志 5本
2016年
島内宏明 9本
※成績は9月26日終了時点
島内が生え抜きトップの9本
これまで、07年に山崎武司が本塁打王のタイトルを獲得したことがあるが、中日、オリックスと渡り歩き、球団が創設した05年に楽天に加入した選手。ドラフト会議でプロ入りした生え抜き選手に限ると、昨季までは、球団初のリーグ優勝・日本一を達成した13年の枡田慎太郎と07年の草野大輔の8本が最高だった。
今季、プロ5年目の島内宏明が楽天生え抜き野手の壁となっていた“8本の壁”を越え、9本塁打を記録する。ここまで9本のアーチを描く島内だが、7月が終了した時点では、わずかに2本塁打。
8月に入ると、本塁打を量産した。30日の日本ハム戦で1試合2本塁打を放つなど、月間6本塁打をマーク。8月が終了した時点で、生え抜きのシーズン記録の8本に並んだ。
しかし、9月はここまで12日のオリックス戦で放った1本のみ。この試合を最後に島内は、9試合本塁打がない。楽天は今季の公式戦、8試合残されている。残り試合で“楽天の生え抜き野手”では初となる2ケタ本塁打を達成することができるか注目だ。