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4年前とはメンバーも様変わり 育成力を改めて示した日本ハム

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日本ハムの栗山監督

西川、中島が不動のレギュラーに


 2016年の日本シリーズは、日本ハムが4勝2敗で広島を下し、10年ぶり3度目の日本一を成し遂げた。就任5年目の栗山監督にとっては初の日本一。2012年は1年目でリーグ制覇を成し遂げたが、日本シリーズでは巨人相手に2勝4敗で敗れた。

 思えば4年前から、メンバーの顔ぶれが大きく変わった。2012年の日本シリーズ第6戦の先発メンバーは、1番(中)陽、2番(二)今浪、3番(右)糸井、4番(左)中田、5番(一)稲葉、6番(三)小谷野、7番(遊)金子、8番(捕)大野、9番(投)武田勝というラインナップだった。

 この年はダルビッシュがメジャー挑戦のため退団し、正二塁手だった田中賢はシーズン終盤に左腕を骨折。それでも成熟したチームは新人監督の下、3年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた。

 上記のメンバーからその後、糸井、小谷野、今浪が他球団へ移籍し、大野との併用だった鶴岡もFA権を行使し退団した。さらに、田中賢は一時メジャー挑戦のため海を渡り、2014年には稲葉、金子が揃って引退。そして武田勝も、今季限りで現役生活に別れを告げた。

 この4年間、主力選手が続々とチームを離れたが、それでも西川、中島、近藤ら高卒選手が成長し、2012年のドラフトで大谷を獲得。2013年こそ最下位に低迷したが、そこから3位、2位、1位と着実にリーグ順位を上げ、今年は一気に日本一へ駆け上がった。

 2004年の北海道移転後は、13年間で5度のリーグ優勝、10度のAクラスと、若手を育てながらしっかり勝っている日本ハム。今オフは陽にFA移籍の可能性が浮上しているが、ファームでは石川、高浜ら期待の若手が着実に力を付けており、西川や中島のような成長過程をしっかりと見据えている。

 栗山監督は日本一インタビューで「若いチームなので、とにかく前に進むしかなかった。日本一になったがまだ途中。明日からまた前に進んでいきます」と力を込めた。二刀流として異次元の活躍を見せた大谷はもちろん、チームの育成能力を改めて示した2016年シーズンだった。
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