プロ野球は終わっても...
日本シリーズが終わり、いよいよ2016年の野球シーズンも閉幕。これから来季へ向けたストーブリーグへと突入していく。
野球を愛するファンにとっては寂しく、つらい時期となるが、プロ野球は終わっても熱い戦いが続く。
現在メキシコではU-23侍ジャパンがワールドカップを戦っており、若き侍たちが奮闘中。11月10日からは侍ジャパン・トップチームの強化試合が組まれており、まだまだ野球の季節は終わっていない。
また、11月はアマチュア野球の見逃せない戦いが目白押し。ドラフトにかかった選手たちにとってはアマチュア人生の集大成を見せる時。もうすぐプロへと入ってくる者、これからプロを目指す者が同じグラウンドでしのぎを削り合うというちょっと変わった見方をしてもおもしろい。
高校野球・秋季大会&明治神宮大会
現在熱戦が繰り広げられているのが、各地区の秋季大会。11月11日から開幕する明治神宮大会や、来春のセンバツに繋がる重要な戦いとなる。
夏の甲子園を制した栃木の作新学院は、勢いそのままに38年ぶりとなる関東大会優勝を達成。夏春連覇への挑戦権を大きく手繰り寄せた。
東海大会では、静岡が2年ぶりの優勝。東邦や中京大中京、愛工大名電、享栄という県が誇る強豪校を次々にサヨナラで撃破するという奇跡的な勝ち上がりを見せた至学館は、惜しくも決勝で敗戦。準優勝となっている。
なお、東京は11月3日に決勝戦。怪物・清宮幸太郎擁する早実が、ライバル・日大三と激突することになり、今から注目度が高まっている。
来春を見据えた各地方大会と、そこを勝ち上がってきた学校による明治神宮大会。どちらも見逃せない。
【明治神宮野球大会・高校の部】
日程:11月11日(金)~16日(水) ※雨天順延
会場:明治神宮野球場
▼ 出場校
北海道地区:札幌第一(北海道)
東北地区:仙台育英(宮城)
関東地区:作新学院(栃木)
東京地区:※未定※
北信越地区:福井工大福井(福井)
東海地区:静岡(静岡)
近畿地区:※未定※
中国地区:※未定※
四国地区:明徳義塾(高知)
九州地区:福岡大大濠(福岡)
大学野球・明治神宮大会
大学生も11月11日から明治神宮大会が開幕。今年は多くの大学生がドラフト上位で指名されたこともあり、大きな注目を集めそうだ。
東京六大学代表の明治大は、エースの柳裕也がドラフト1位で中日に入団。大学生活の集大成を見せる時が来た。
東都大学代表は日本大。実に24年ぶりの神宮大会となるが、こちらも中日2位の京田陽太の活躍に注目が集まる。
また、その他関東5連盟のチームが神宮大会出場をかけて戦う関東地区大学野球選手権が31日に開幕。こちらには5球団が競合した田中正義擁する創価大や、“ハズレ1位”で5球団が競合した佐々木千隼擁する桜美林大、阪神1位の大山悠輔擁する白鴎大がエントリー。
31日には創価大と桜美林がいきなり激突するなど、わずか2枚の切符を争う激しい戦いが幕を開けた。
【明治神宮野球大会・大学の部】
日程:11月11日(金)~16日(水) ※雨天順延
会場:明治神宮野球場
▼ 出場校
北海道2連盟:東海大北海道キャンパス
東北3連盟:富士大
東京六大学野球連盟:明治大
東都大学野球連盟:日本大
関東5連盟・第1代表:※未定※
関東5連盟・第2代表:※未定※
北陸・東海3連盟:※未定※
関西5連盟・第1代表:※未定※
関西5連盟・第2代表:※未定※
四国・中国3連盟:環太平洋大
九州3連盟:日本文理大
社会人・日本選手権
社会人野球では、真の日本一を決める戦い「第42回 社会人野球日本選手権大会」が京セラドーム大阪で開催中だ。
10月29日に開幕し、11月8日が決勝戦。一発勝負のトーナメント形式で頂点を決する。
中でも注目は、高校、大学の有望株が話題をさらった今年のドラフトの中で、社会人選手として唯一のドラフト1位指名を受けた山岡泰輔。
来年からは本拠地となる舞台で、社会人野球生活の有終の美を飾ることができるか。山岡擁する東京ガスの初戦は11月3日に行われる。
【社会人野球日本選手権大会】
日程:10月29日(土)~11月8日(火)
会場:京セラドーム大阪