吉川光夫が巨人へ加入
2日、日本ハムの吉川光夫投手、石川慎吾外野手と、巨人の大田泰示外野手、公文克彦投手の交換トレードが成立した。
吉川光夫が巨人へトレードで加入したため、巨人に吉川という名字の選手が、内野のユーティリティープレーヤーの吉川大幾、10月に行われたドラフト会議で交渉権を獲得した中京学院大の吉川尚輝と、来季は巨人だけで“吉川”が3人在籍することになる。
これにプロ野球ファンたちはいち早く反応し、Twitterなどでは「吉川だらけになりましたね~」、「吉川コレクション」、「もう区別がつかない」といったつぶやきがあった。
過去にもあった吉川姓が2人以上在籍した球団
過去にも巨人ではないが、吉川という名字の選手が2人以上、在籍したケースがあった。近鉄の吉川元浩、吉川勝成がそうだ。吉川元が97年のドラフトで近鉄に入団し、吉川勝は99年のドラフト9位で加入。00年から吉川元が移籍するまでの3年間、吉川という名字の選手が2人在籍していた。
2人の吉川だが、吉川元は02年にウエスタンリーグで本塁打を輝く活躍を見せた。しかし、当時の近鉄といえば、ローズ、中村紀洋、礒部公一などレギュラーが固定され、控えにも代打の切り札に北川博敏、益田大介などがいた。そのため一軍での出番がほとんどなく、02年オフに巨人へトレード。巨人時代の06年にプロ初安打・初打点をマークしている。その後、ソフトバンクでプレーし、2010年に現役引退した。
99年のドラフトでプロ入りした吉川勝は、最初の4年間で一軍登板はわずかに11試合にとどまったが、5年目の04年に50試合に登板。防御率も2.82と好成績を残し、オフの選手分配ドラフトでオリックスへ加入した。オリックスでは05年に29試合に登板したものの、年々登板数が減少。08年に戦力外通告を受け、現役を退いた。
ちなみに吉川姓が3人だが、他球団を見渡すとオリックスに吉田一将、吉田正尚、吉田凌、吉田雄人が4人いる。
来季は吉川大幾、吉川光夫、吉川尚輝の3人が同時にヒーローインタビューで登場するくらいの活躍を期待したいところだ。