栗山が宣言残留
日本野球機構は10日、FA宣言選手を公示。今季は陽岱鋼(日本ハム)、森福允彦(ソフトバンク)、岸孝之(西武)、栗山巧(西武)、糸井嘉男(オリックス)、山口俊(DeNA)の6人がFA宣言した。栗山は球団と交渉のうえ、残留することが決定。球団を通じて「これからも埼玉西武ライオンズでプレーしたいという意思が、今回のFA宣言と残留を決めたことになりました」とコメント。
栗山のようにFA宣言したうえで、残留を決めた選手を見てみると、能見篤史(阪神)がそうだった。能見は14年オフに国内FA権を行使したうえで、“宣言残留”。15年から3年契約を結び、2年目の今季は26試合に登板して、8勝12敗、防御率3.67の成績を残した。
一方で、他球団と交渉の末、自チームに残留したケースもある。今季限りで現役を引退したDeNA(当時横浜)の三浦大輔は、08年オフにFA宣言。三浦の地元関西の阪神が獲得に名乗りをあげ、横浜よりも高い金額を提示した。それでも、三浦は強いチームに勝利して優勝したいという思いが強く残留した。
その他、FA宣言し残留した選手は以下の通り。
FA宣言し残留した選手
※()は当時の球団【1993年】
槙原寛己(巨人)
【1994年】
岡崎 郁(巨人)
川相昌弘(巨人)
原 辰徳(巨人)
吉村禎章(巨人)
久保康生(阪神)
長嶋清幸(阪神)
伊東 勤(西武)
辻 発彦(西武)
吉竹春樹(西武)
渡辺久信(西武)
【1995年】
池山隆寛(ヤクルト)
斎藤雅樹(巨人)
福良淳一(オリックス)
星野伸之(オリックス)
郭 泰源(西武)
佐々木誠(西武)
金石昭人(日本ハム)
清川栄治(近鉄)
古久保健二(近鉄)
【1996年】
笘篠誠治(西武)
鈴木貴久(近鉄)
宮本和知(巨人)
駒田徳広(横浜)
畠山 準(横浜)
和田 豊(阪神)
【1997年】
谷繁元信(横浜)
桑田真澄(巨人)
槙原寛己(巨人)
村田真一(巨人)
吉村禎章(巨人)
伊東 勤(西武)
野田浩司(オリックス)
田中幸雄(日本ハム)
【1998年】
飯田哲也(ヤクルト)
八木 裕(阪神)
潮崎哲也(西武)
初芝 清(ロッテ)
堀 幸一(ロッテ)
【1999年】
香田勲男(近鉄)
石井琢朗(横浜)
進藤達哉(横浜)
中根 仁(横浜)
野村弘樹(横浜)
伊藤敦規(阪神)
【2000年】
矢野輝弘(阪神)
山田勝彦(阪神)
奈良原浩(日本ハム)
水口栄二(近鉄)
【2001年】
川相昌弘(巨人)
元木大介(巨人)
吉永幸一郎(巨人)
山崎武司(中日)
遠山奨志(阪神)
【2002年】
桑田真澄(巨人)
桧山進次郎(阪神)
斎藤隆(横浜)
三浦大輔(横浜)
鈴木尚典(横浜)
中村紀洋(近鉄)
芝草宇宙(日本ハム)
【2003年】
伊良部秀輝(阪神)
下柳 剛(阪神)
【2004年】
仁志敏久(巨人)
清水隆行(巨人)
鈴木 健(ヤクルト)
真中 満(ヤクルト)
野口寿浩(阪神)
奈良原浩(日本ハム)
【2005年】
矢野輝弘(阪神)
谷繁元信(中日)
【2006年】
的山哲也(オリックス)
日高 剛(オリックス)
塩崎 真(オリックス)
金本知憲(阪神)
【2007年】
下柳剛(阪神)
【2008年】
三浦大輔(横浜)
【2010年】
関本賢太郎(阪神)
後藤光尊(オリックス)
金城龍彦(横浜)
多村仁志(ソフトバンク)
【2011年】
篠原貴行(横浜)
新井貴浩(阪神)
【2014年】
能見篤史(阪神)
鳥谷 敬(阪神)
金子千尋(オリックス)
【2015年】
松田宣浩(ソフトバンク)
田中浩康(ヤクルト)