10年で7度2桁勝利の岸孝之
昨オフはロッテからFA宣言した今江敏晃の獲得に成功した楽天。今オフもFA権行使を表明した選手の獲得を目指すとの報道がでている。
その一人が、岸孝之(西武)だ。今季の楽天先発陣を見ると、エースの則本昂大、塩見貴洋、美馬学の3人が規定投球回に到達した。だが、来季も計算ができる投手となると、ルーキーイヤーの13年から4年連続で2桁勝利を達成した則本のみ。
そこにプロ10年間で7度2桁勝利を達成した西武のエース・岸が、加わることになれば、則本・岸の“強力な先発2本柱”が形成される。13年以来の優勝・Aクラスを目指す上で、岸の獲得が成功すれば、投手力アップに繋がるといえる。
陽岱鋼も魅力
日本ハムからFA権行使を表明した陽岱鋼外野手の獲得も目指しているとの報道も出ている。
楽天の外野事情を見ると、右翼の岡島豪郎が規定打席に到達したが、終盤はペゲーロ、ペレス、ウィーラーといった外国人、5年目の島内宏明が先発で出場した。その他にも、残留を表明した聖沢諒、大ベテランの松井稼頭央、昨季のドラ1・オコエ瑠偉などいるが、絶対的な存在はいない。
今季、日本ハムで打率.293、14本塁打、61打点の成績を残した陽岱鋼は魅力な選手の1人といえるだろう。仮に陽岱鋼の獲得に成功すれば、センターラインが固まり、外野の守備も安定する。
昨オフは今江の獲得に成功した楽天。FA権行使を表明した岸、陽岱鋼の獲得に動くとの報道が出ているが、どちらか1人に絞るとの噂もある。今オフも楽天が、ストーブリーグを盛り上げるか注目だ。