中田はプロ入り後1度もバントなし
岡田幸文(ロッテ)、中島卓也(日本ハム)らは、プロ入りから2000打席以上1度も本塁打がない。一方で、中田翔(日本ハム)はプロ入りから2000打席以上立ちながら1度もバントを記録した事がない。
中田は大阪桐蔭高時代に通算87本塁打を記録したスラッガー。プロ2年目の09年に一軍デビューを飾ったが、レギュラーではなかったため、犠打を記録していてもおかしくないところだがバントは0。11年にレギュラー定着して以降は、14年から3年連続100打点以上マークするなど、打線の軸として活躍しており、もちろん犠打を記録したことがない。ちなみにプロ入りしてから数年は二軍で過ごしていたが、この間も送りバントは0だった。
中田とチームメイトの大谷翔平(日本ハム)はクライマックスシリーズで送りバントを決めたが、レギュラーシーズンではプロ入り4年間で通算939打席立ったが送りバントは1度もない。
長打力のある現役選手は?
では長打力が魅力な現役選手の通算犠打数はどうなっているのだろうか。
阿部慎之助 29犠打
村田 修一 22犠打
中村 剛也 17犠打
山田 哲人 5犠打
新井 貴浩 4犠打
筒香 嘉智 2犠打
柳田 悠岐 2犠打
現役通算最多の373本塁打を記録する阿部慎之助(巨人)は、通算29犠打記録する。今季は12年以来4年ぶりにバントを決めた。
規定打席に到達したシーズン全てで本塁打王のタイトルを獲得している中村剛也(西武)も、プロ通算15年間で17個決めている。レギュラー定着前の07年に11犠打を記録し、初めて本塁打王に輝いた08年も送りバントを3つ記録した。だが09年以降は、1度も送りバントはない。
長打が魅力の選手も駆け出しの頃は、送りバントを決めている。プロ入りから1度もバントがない中田が、この記録をいつまで続くのか注目だ。