ニュース 2016.11.21. 17:00

糸井が阪神へFA移籍 これまでの“虎の恋人”たちはどうだった?

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オリックスから阪神へFA移籍した糸井嘉男
 オリックスからFA宣言した糸井嘉男が21日、阪神へ移籍することが決まった。

 阪神は熱狂的なファンが多く、本拠地・甲子園で開催される試合は毎試合4万人近く集まり、巨人-阪神の一戦を“伝統の一戦”と呼ばれるように注目度が高い。伝統のある阪神でプレーしたFAの先輩野手たちは、新天地でも活躍できたのか振り返っていきたい。

▼ 石嶺和彦(オリックス → 阪神)
移籍前:130試 率.273 本24 点77[93年]
移籍後:130試 率.246 本17 点77[94年]

 阪急・オリックス時代は“ブルーサンダー打線”の中軸を長年担い、90年にシーズン自己最多106打点をマークし打点王のタイトルを獲得。移籍前の93年も全試合出場を果たし、チーム2位の24本塁打を記録した。

 同年オフにFA権を行使し阪神へ移籍。阪神1年目の94年は、成績をオリックス時代よりも落としたものの全130試合に出場し、77打点をマーク。翌95は成績が下降し、88年から続いていた連続出場記録も894試合で途切れた。96年シーズンを最後に、現役を退いている。

▼ 片岡篤史(日本ハム)
移籍前:106試 率.254 本16 点62[01年]
移籍後:120試 率.228 本11 点46[02年]

 日本ハム時代は1年目からレギュラーに定着し、プロ7年目の98年には最高出塁率のタイトルを獲得した。00年には打率.290、21本塁打、97打点をマークしたが、01年は打撃三部門全て前年を下回った。同年オフにFA宣言し阪神へ移籍。

 阪神1年目はセとパの配球の違いに苦しみ、規定打席に到達したものの打率.228と苦しんだ。それでも、18年ぶりにリーグ優勝を果たした03年は勝負強い打撃を披露し、優勝を決めた9月15日の広島戦では同点ソロを放っている。翌04年以降は出場機会を減らし、06年に現役引退した。

▼ 金本知憲(広島 → 阪神)
移籍前:140試 率.274 本29 点84[02年]
移籍後:140試 率.289 本19 点77[03年]

 プロ入りしてから数年は一軍での出場がなかったが、猛練習で95年にレギュラーを手にすると、00年には史上7人目となるトリプルスリーを達成。広島に欠かせない選手に成長した。02年オフには当時の阪神・星野仙一監督の熱烈なラブコールにより、阪神移籍を決意。

 阪神に加入すると、赤星憲広の後を打つ3番打者として打率.289、19本塁打、77打点の活躍を見せ18年ぶりのリーグ優勝に貢献。05年には4番打者として40本塁打、125打点を記録し、2年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。その後も、阪神の中心選手として活躍し12年に現役引退。今季から阪神で指揮を執っている。

▼ 新井貴浩(広島 → 阪神)
移籍前:144試 率.290 本28 点102[07年]
移籍後: 94試 率.306 本 8 点 59[08年]

 広島時代はプロ1年目から一軍に出場するも、好不調の波が激しく力を発揮できなかったが、プロ7年目の05年に本塁打王のタイトルを獲得。06年と07年には不動の4番として、2年連続100打点を記録した。07年オフに涙のFA宣言。新井が慕う金本が在籍する阪神に移籍した。

 移籍1年目の前半戦は高打率をマークし、夏には北京五輪の日本代表に選出された。ただこの時期、腰痛を抱えており、北京五輪後に腰椎の疲労骨折だったことが判明。結局、同年は94試合の出場にとどまった。その後は11年に打点王のタイトルに輝くも、ゴメスが加入した14年に大きく出場機会を減らし同年限りで退団。15年から再び広島に戻り、今季25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

▼ 藤井彰人(楽天 → 阪神)
移籍前: 8試 率.222 本0 点 2[10年]
移籍後:99試 率.223 本2 点15[11年]

 98年ドラフト2位で近鉄に入団し、04年にオリックスとの合併に伴う分配ドラフトで楽天へ。楽天ではエース・岩隈久志(現マリナーズ)が登板する試合を中心にマスクを被り、08年には最優秀バッテリー賞を受賞した。09年以降は出場機会を減らし、10年はわずか8試合の出場にとどまった。同年オフにFA宣言し阪神へ移籍。

 当時の阪神には正捕手に城島健司がいたが、故障で離脱するケースが多く、移籍1年目は99試合に出場した。12年以降は出場機会を増やし、13年には移籍後最多の112試合に出場。しかし14年以降は故障に悩まされ、15年限りで現役を引退した。

▼日高 剛(オリックス → 阪神)
移籍前:52試 率.239 本1 点8[12年]
移籍後:44試 率.289 本2 点7[13年]

 オリックスでは打撃が魅力な捕手として、01年以来のAクラス入りを果たした08年にはシーズン自己最多となる13本塁打を記録した。翌09年以降は鈴木郁洋、伊藤光などがマスクを被る機会が増え、日高の出場機会は減少。12年オフにFA宣言し阪神へ移籍した。

 阪神1年目の13年は開幕一軍を掴むも、左の代打で起用されることが多く、正捕手の座を奪うことができなかった。14年以降は鶴岡一成、梅野隆太郎が加入したこともあり、出場試合数はわずか2試合にとどまり、同年限りで現役を退いた。

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