今季は6人が100打点を記録
今季はセ・パともに中田翔(日本ハム)、筒香嘉智(DeNA)の110打点が打点王に輝いた。また、100打点以上を記録した野手に目を向けると、セ・パあわせて6人しかいなかった。
複数年連続で100打点以上を記録している選手は、中田の3年連続が最長だ。中田は14年に自身初となる100打点をマークし打点王のタイトルを獲得すると、昨季は打点王を逃したものの102打点を記録。今季は両リーグトップの110打点を挙げ、自身2度目のタイトルを獲得した。
次いで山田哲人(ヤクルト)が2年連続で100打点を記録する。山田は昨季100打点を記録し、14年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。今季は故障で離脱した期間もあったが、自己最多の102打点をマークした。山田は打率が3年連続3割、本塁打も2年連続30本塁打と日本球界で最も安定した成績を残す打者といえる。
複数年連続で100打点を記録している選手は以下の通り。
中田翔(日本ハム)
14年:100打点 ☆
15年:102打点
16年:110打点 ☆
山田哲人(ヤクルト)
15年:100打点
16年:102打点
ラミレスはNPB史上最長の8年連続シーズン100打点
ちなみに、歴代の複数年連続100打点のNPB記録保持者は、現在DeNAで指揮を執るアレックス・ラミレスの8年連続だ。ラミレスはヤクルト時代の03年に124打点をマークした同シーズンから、連続100打点の記録がスタート。10年にシーズン自己最高となる129打点を記録した。統一球が導入された11年は73打点に終わったが、8年連続で100打点を挙げるなど、最強助っ人といえそうだ。
アレックス・ラミレス(8年連続)
03年:124打点 ☆
04年:110打点
05年:104打点
06年:112打点
07年:122打点 ☆
08年:125打点 ☆
09年:103打点
10年:129打点 ☆