広島・田中が142試合に出場
打って、走れる選手が務めることの多い1番打者。古くは福本豊、柴田勲などが務め、近年はイチロー、松井稼頭央といった選手が代表的な1番打者だ。では今季、各球団の1番打者はどのような成績を残したのだろうか…。
今季1番打者で100試合以上出場したチームは、広島・田中広輔の142試合、中日・大島洋平の125試合だった。田中は25年ぶりにリーグ優勝に輝いた広島の1番打者として、チームを牽引。クライマックスシリーズでは、打率.833を記録する活躍でCSMVPに輝いた。
中日の大島は、シーズンの打率が.292だったが、1番打者の打率は.300を記録。1番打者では両リーグトップの158安打をマークした。
一方で、12球団中10球団の1番打者の最多出場者が、100試合未満。DeNAの桑原将志や日本ハムの西川遥輝などはシーズン途中から1番に固定された選手もいたが、リーグ3連覇を逃したソフトバンクは、1年間1番打者を固定することができず、福田秀平の38試合が最多出場者だった。
各球団の1番打者の成績
※1番打者のみの成績
【日本ハム】
西川遥輝
70試 率.342 本0 点14
【ソフトバンク】
福田秀平
38試 率.224 本3 点13
【ロッテ】
岡田幸文
57試 率.267 本0 点12
【西武】
秋山翔吾
86試 率.305 本5 点38
【楽天】
岡島豪郎
76試 率.272 本4 点24
【オリックス】
西野真弘
55試 率.256 本1 点15
【広島】
田中広輔
142試 率.266 本13 点39
【巨人】
長野久義
82試 率.271 本8 点23
【DeNA】
桑原将志
98試 率.284 本7 点42
【阪神】
高山俊
55試 率.254 本3 点24
【ヤクルト】
坂口智隆
71試 率.306 本0 点19
【中日】
大島洋平
125試 率.300 本2 点24