プロ通算100勝以上挙げた現役の日本人投手は15人以上いるが、先発だけでなく、リリーフの登板を経験している。100勝未満の投手を見渡しても、ほとんどの投手がリリーフを務めたことがある。そんな中、プロ入り後、1度もリリーフを経験したことがない現役投手がいる。
野村祐輔(広島)がその一人だ。野村はプロ入りから通算109試合に登板しているが、全て先発だ。プロ1年目からの記録では、現役日本人投手の最長となる。1年目の12年から先発ローテーションに定着し、規定投球回に到達した新人投手では、66年の堀内恒夫以来46年ぶりにシーズン防御率1点台を記録した。
2年目の13年は春先に不振や故障で二軍落ちを経験するも、12勝をマークし、球団初のクライマックスシリーズ進出に大きく貢献。前田健太とともに、広島の先発陣を引っ張る活躍が期待されたが、14年以降は14年が7勝、15年が5勝と低迷。この間にリリーフを経験してもおかしくなかったが、1度も中継ぎでの登板はなかった。
そしてプロ5年目の今季、開幕ローテーションを勝ち取ると、5月25日の巨人戦から7月22日の阪神戦まで、8試合の先発で8連勝を記録するなど、自己最多の16勝をマーク。最多勝、最高勝率のタイトルを獲得し、25年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。
その他にも、小川泰弘(ヤクルト)が通算95試合、武田翔太(ソフトバンク)が通算87試合と、プロ入りから1度もリリーフ登板がない。
ちなみに初登板から先発のみでの最多登板は、広島、ロッテで活躍したミンチーの187試合となっている。野村、小川、武田がミンチーにどこまで近づけるか注目だ。
【野村祐輔の通算成績】
109試 49勝36敗 防3.27
野村祐輔(広島)がその一人だ。野村はプロ入りから通算109試合に登板しているが、全て先発だ。プロ1年目からの記録では、現役日本人投手の最長となる。1年目の12年から先発ローテーションに定着し、規定投球回に到達した新人投手では、66年の堀内恒夫以来46年ぶりにシーズン防御率1点台を記録した。
2年目の13年は春先に不振や故障で二軍落ちを経験するも、12勝をマークし、球団初のクライマックスシリーズ進出に大きく貢献。前田健太とともに、広島の先発陣を引っ張る活躍が期待されたが、14年以降は14年が7勝、15年が5勝と低迷。この間にリリーフを経験してもおかしくなかったが、1度も中継ぎでの登板はなかった。
そしてプロ5年目の今季、開幕ローテーションを勝ち取ると、5月25日の巨人戦から7月22日の阪神戦まで、8試合の先発で8連勝を記録するなど、自己最多の16勝をマーク。最多勝、最高勝率のタイトルを獲得し、25年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。
その他にも、小川泰弘(ヤクルト)が通算95試合、武田翔太(ソフトバンク)が通算87試合と、プロ入りから1度もリリーフ登板がない。
ちなみに初登板から先発のみでの最多登板は、広島、ロッテで活躍したミンチーの187試合となっている。野村、小川、武田がミンチーにどこまで近づけるか注目だ。
【野村祐輔の通算成績】
109試 49勝36敗 防3.27