オリックスは19人が6番を務める
クリーンナップの後を打つ6番打者。クリーンナップと双璧する選手、穴は多いが長打力のある選手など各球団によって求められる役割は様々だ。
今季の各球団の6番打者をみると、100試合以上先発出場は誰もおらず、日替わりで起用する球団が多かった。特にオリックスは、チーム最多の31試合でスタメン出場した中島宏之を筆頭に、小谷野栄一、西野真弘、ボグセビックなど12球団最多の19人が務めた。
そんな中、6番打者で存在感を見せたのは、日本ハムのレアード、広島の鈴木誠也だろう。レアードは今季6番で84試合に出場して21本塁打、51打点の成績。日本シリーズの第6戦で、広島のセットアッパー・ジャクソンから満塁本塁打を放ったが、この時の打順も6番だった。確実性に欠ける部分はあるが、クリーンナップの後を打つ打者としては、かなり怖い存在だった。
また、今季“神ってる”活躍で大ブレイクした鈴木も、6番で73試合に出場した。シーズン終盤は5番を任されたが、レギュラーに定着した当初は6番を打っていた。「6番・右翼」で出場した4月26日のヤクルト戦では、満塁本塁打を含む2ホーマー5打点の活躍だった。
その他、各球団の6番打者の成績は以下の通り。
各球団の6番打者の成績
※6番打者のみの成績
【日本ハム】
レアード
84試 率.261 本21 点51
【ソフトバンク】
松田宣浩
72試 率.231 本13 点40
【ロッテ】
鈴木大地
71試 率.268 本3 点23
【西武】
森友哉
40試 率.308 本3 点14
【楽天】
茂木栄五郎
36試 率.246 本3 点13
【オリックス】
中島宏之
31試 率.317 本1 点15
【広島】
鈴木誠也
73試 率.326 本15 点62
【巨人】
ギャレット
50試 率.288 本11 点30
【DeNA】
倉本寿彦
82試 率.296 本1 点25
【阪神】
鳥谷敬
31試 率.240 本1 点10
【ヤクルト】
畠山和洋
24試 率.244 本1 点11
【中日】
福田永将
29試 率.266 本5 点18