コラム

セ・リーグの各チームを悩ます「ロードゲーム恐怖症」とは?

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最下位に沈むヤクルトもロードゲームで苦しんでいる ©BASEBALLKING
真中満 ,

セ・リーグ戦線異状アリ?


 開幕から約1カ月半、各球団40試合以上を消化したが、それぞれロードゲームに異様に弱い。

 17日現在で勝ち越しているチームは、首位・DeNAの11勝10敗(ホーム15勝6敗)のみという極度の内弁慶ぶり。

 以下、2位・巨人が7勝13敗(H/16勝6敗)、3位・中日は6勝16敗(H/15勝5敗)、4位・阪神8勝12敗(H/10勝10敗)、4位・広島6勝14敗(H/12勝8敗)、6位・ヤクルト6勝15敗(H/12勝8敗)とそれぞれ大きく負け越し。仮にこのままのペースで進んでいくと、中日・広島・ヤクルトの3チームは、ロードだけで30近い借金を背負うことになってしまう。

 参考までに昨年のセリーグ最終順位のロードゲーム成績を見てみると、

1位 巨人 38勝34敗
2位 阪神 34勝38敗
3位 広島 32勝39敗1分
4位 中日 32勝38敗2分
5位 DeNA 33勝38敗1分
6位 ヤクルト 28勝42敗2分

 リーグV3を達成した巨人のみ勝ち越しているが、その他のチームも最下位ヤクルト以外は4〜7の負け越しでしのいだ。

 元々、セよりもパ・リーグの方が遠征は厳しいことで知られる。例えば、在京セ球団に在籍している一軍選手ならば、都内の東京ドームや神宮球場、神奈川の横浜スタジアムには自宅から車で通える。遠征は名古屋・大阪・広島が中心。サラリーマンならギリ日帰り出張の距離である。

 それがパは札幌から福岡まで長距離移動を強いられるわけだ。今日は大阪、明日は福岡、来週は札幌行ってきまーす、てな感じのハードスケジュール。まさにマイル貯まりまくりの日々。いやそういうことじゃないだろう。意外なことに今季のパ各チームのロード成績の負け越しは最下位オリックスの借金9が目立つくらいで、ソフトバンク・西武・日本ハムの上位3チームはロード5割以上をキープしている。

 2015年のセリーグを襲う本塁打激減問題(現在のペースだとチーム年間100本塁打を越えるのはDeNAのみ)、そして悩ましいロードゲーム恐怖症…。

 今季のセ界はビジターを制するチームがペナントを制するだろう。

文=中溝康隆(なかみぞ・やすたか)
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