最後の最後までもつれたパ・リーグの首位打者争いも今日のレギュラーシーズン終了をもって決着。オリックスの糸井嘉男が.331で首位打者のタイトルを獲得した。
糸井は右ひざに故障を抱えながらも7月中まで3割5分台のハイアベレージをキープ。最終的には両ひざに痛みを抱えながらの苦しいシーズンとなり、9月の最終盤では二度銀次に抜かれたものの、その後すぐに抜き返すという根性を見せた。糸井はプロ11年目、打者転向9年目で初の首位打者獲得。これで6年連続打率3割をクリア。2年ぶり3度目の最高出塁率も確定した。
最後まで追い上げた銀次は最終的に.327で惜しくも届かず。5月の終わりに「第2腰椎横突起骨挫傷」の診断を受け、登録を抹消。約1ヵ月間出場ができない時期を過ごしていたが、9月に入ると打率.459と絶好調で月間MVPも獲得。最終戦でも2安打を放ち、最後まで追いすがったものの及ばなかった。
最後は波紋を呼んだ5打席連続敬遠や、その前段階での打率で抜かれたら出場、抜いたら欠場の繰り返しなど、タイトル争いの弊害的な部分ばかりが目立ってしまったことは残念であった。しかし、それでも2人は満身創痍の体で最後の最後までお互いの力を競い合い、長いシーズンを戦い抜いた。今年のパ・リーグを最後まで盛り上げたバットマン2人の戦いに、心からの拍手を贈りたい。
2.銀次(楽天) 117試合=.32679(459-150)
糸井は右ひざに故障を抱えながらも7月中まで3割5分台のハイアベレージをキープ。最終的には両ひざに痛みを抱えながらの苦しいシーズンとなり、9月の最終盤では二度銀次に抜かれたものの、その後すぐに抜き返すという根性を見せた。糸井はプロ11年目、打者転向9年目で初の首位打者獲得。これで6年連続打率3割をクリア。2年ぶり3度目の最高出塁率も確定した。
最後まで追い上げた銀次は最終的に.327で惜しくも届かず。5月の終わりに「第2腰椎横突起骨挫傷」の診断を受け、登録を抹消。約1ヵ月間出場ができない時期を過ごしていたが、9月に入ると打率.459と絶好調で月間MVPも獲得。最終戦でも2安打を放ち、最後まで追いすがったものの及ばなかった。
最後は波紋を呼んだ5打席連続敬遠や、その前段階での打率で抜かれたら出場、抜いたら欠場の繰り返しなど、タイトル争いの弊害的な部分ばかりが目立ってしまったことは残念であった。しかし、それでも2人は満身創痍の体で最後の最後までお互いの力を競い合い、長いシーズンを戦い抜いた。今年のパ・リーグを最後まで盛り上げたバットマン2人の戦いに、心からの拍手を贈りたい。
2014年パ・リーグ個人打撃成績
1.糸井嘉男(オリックス) 140試合=.33067(502-166)2.銀次(楽天) 117試合=.32679(459-150)