2年連続最下位に終わったヤクルトは、今年も故障者に泣かされた1年だったといえるだろう。その中でも投手陣は深刻で、4月に打球を受けて右手を骨折した小川泰弘を筆頭に、09年最多勝(16勝)の館山昌平など、軸として期待されるべき投手の離脱が相次いだ。
シーズンを通じて投手陣にはネガティブな話題が先行していたヤクルトだが、ここに来て来季への明るい兆しが見えつつある。
その一人が、10年に2桁勝利(12勝)をマークした由規だ。右肩を手術するなど3年間一軍登板から遠ざかっているが、18日から始まった一軍の秋季練習に参加。早速、初日に真中満新監督が見守る中、ブルペンで50球の投げ込みを行った。現在は4年ぶりの秋季キャンプ参加を目標にトレーニングを積んでおり、復活に向けて新たな一歩を踏み出している。
昨年4月に右肘内側側副靭帯再建手術を受け、今季の復活に向けてリハビリを続けていた館山は、春季キャンプ終盤から右肘の状態が悪化。同部位の再断裂が判明し、開幕直後の4月、自身3度目の同手術を受けた。シーズンを棒に振った館山だが、9月から室内でキャッチボールを始めている。今後は3月の実戦復帰を目指してリハビリを進めていく予定で、順調にいけば来季序盤での戦線復帰も見えてくる。
ヤクルトは今季のチーム防御率がリーグワーストの4.62、先発投手防御率もリーグワーストの4.64。先発は昨季新人王の小川泰弘、自身10度目の二桁勝利を挙げた石川雅規の後に続く投手の活躍が目立たなかった。上位へ食い込むためにも、館山、由規の2人には来季、故障からの”復活”が期待される。小川、石川、館山、由規、村中。ヤクルトファンが期待するも、なかなか完成しないこのローテーション。来季こそ見ることは出来るだろうか…。
15 村中恭兵 右ふくらはぎの打撲、右肩関節炎 ※
18 杉浦稔大 右肘内側側副靭帯断裂 ※
25 館山昌平 右肘内側側副靭帯断裂
29 小川泰弘 右手有鉤骨骨折 ※
34 バーネット 左外腹斜筋の損傷
53 ロマン 右腕変形性肘関節傷
70 八木亮祐 左大腿部肉離れ ※
※は今季中に復帰した選手
シーズンを通じて投手陣にはネガティブな話題が先行していたヤクルトだが、ここに来て来季への明るい兆しが見えつつある。
その一人が、10年に2桁勝利(12勝)をマークした由規だ。右肩を手術するなど3年間一軍登板から遠ざかっているが、18日から始まった一軍の秋季練習に参加。早速、初日に真中満新監督が見守る中、ブルペンで50球の投げ込みを行った。現在は4年ぶりの秋季キャンプ参加を目標にトレーニングを積んでおり、復活に向けて新たな一歩を踏み出している。
昨年4月に右肘内側側副靭帯再建手術を受け、今季の復活に向けてリハビリを続けていた館山は、春季キャンプ終盤から右肘の状態が悪化。同部位の再断裂が判明し、開幕直後の4月、自身3度目の同手術を受けた。シーズンを棒に振った館山だが、9月から室内でキャッチボールを始めている。今後は3月の実戦復帰を目指してリハビリを進めていく予定で、順調にいけば来季序盤での戦線復帰も見えてくる。
ヤクルトは今季のチーム防御率がリーグワーストの4.62、先発投手防御率もリーグワーストの4.64。先発は昨季新人王の小川泰弘、自身10度目の二桁勝利を挙げた石川雅規の後に続く投手の活躍が目立たなかった。上位へ食い込むためにも、館山、由規の2人には来季、故障からの”復活”が期待される。小川、石川、館山、由規、村中。ヤクルトファンが期待するも、なかなか完成しないこのローテーション。来季こそ見ることは出来るだろうか…。
シーズン中に故障離脱した主な投手
11 由規 右肩痛15 村中恭兵 右ふくらはぎの打撲、右肩関節炎 ※
18 杉浦稔大 右肘内側側副靭帯断裂 ※
25 館山昌平 右肘内側側副靭帯断裂
29 小川泰弘 右手有鉤骨骨折 ※
34 バーネット 左外腹斜筋の損傷
53 ロマン 右腕変形性肘関節傷
70 八木亮祐 左大腿部肉離れ ※
※は今季中に復帰した選手