12日に開幕した実に8年ぶりとなる日米野球。初戦は侍ジャパンが日本を代表する4人の投手による完封リレーで勝利を収めた。
メジャーを代表するスターであるロビンソン・カノ(マリナーズ)や、キューバの怪物ことヤシエル・プイグ(ドジャース)、さらには今シーズンの両リーグのリーディングヒッターであるホセ・アルテューべ(アストロズ)にジャスティン・モーノー(ロッキーズ)など豪華メンバーが揃うこともあってアメリカでの注目も高い。
MLB公式サイト『MLB.com』では、この日米野球を前に「馴染みのあるカノやプイグを追うのもいいが、ここで対戦相手の“知っておきたい選手”を紹介しよう」として、今回の侍ジャパンのメンバーから4名の名前が挙がっている。
まず紹介されたのが大谷翔平(日本ハム)。ちょうど2年前のこの時期、メジャーか日本かという狭間で揺れていた怪物を、アメリカでは「日本のスティーブ・ネブラスカ的存在だ」と紹介している。
スティーブ・ネブラスカとは、1994年に公開された映画「スカウト/涙の81球」に登場してくる選手で、ヤンキースのスカウトを務める主人公のアルが発掘した投げては170キロの豪速球、打てば特大ホームランという若き超有望株である。
大谷は、今シーズン投手として11勝4敗、防御率2.61。155回と1/3を投げて奪三振179の好成績を收め、球速もプロ野球最速タイの162キロをマークした。さらに打っては打率.274、本塁打10本。二塁打も17本記録。日本では10勝&10本塁打でベーブ・ルース以来の大記録と盛り上がったが、アメリカメディアは大谷のことをコメディ映画に出てくる架空の選手になぞらえて紹介した。
続いて紹介されたのはソフトバンクの内川聖一。日本屈指の右打者は、13年のWBCで.348(23-8)の高打率をマーク。08年シーズンには打率.378を誇り、「メジャーリーグで同じ記録を持つのは、1999年のラリー・ウォーカーだけだ」とロッキーズで3度の首位打者を獲得したカナダ史上最強選手を引き合いに出して紹介している。
さらにソフトバンク勢からもう一人、松田宣浩の名前も挙がった。松田といえば思い切りの良い打撃が最大の魅力であるが、アメリカでは「スピードも驚異的」と評される。ここ5年で4度の2ケタ本塁打を記録しながら、その間に盗塁を85個奪っており、通算42本の三塁打をマークしている点に着目。メジャーでは現役選手4人しか松田以上の三塁打記録を残していない。
最後に名前が挙がったのは今シーズンのパ・リーグ首位打者、オリックスの糸井嘉男。「もしスピードとパワーを求めるなら、糸井嘉男からは目を離せない」と評し、通算207本の二塁打を放ち、過去6シーズンで最低でも21本という二塁打の多さを評価。6年連続打率3割をクリアし、5年連続150安打と抜群の安定感を誇るヒットマンであると紹介されている。
投手ではメジャーリーグで活躍する投手が増えてきたが、野手は苦戦中。その中でも3人の野手と1人の二刀流選手が紹介を受けており、打者の注目度も決して低くないということがわかる。日米野球を通し、メジャーリーガーや米メディア、ファンに強い印象を残す選手が一人、二人とは言わずにたくさん現れて欲しいものだ。
メジャーを代表するスターであるロビンソン・カノ(マリナーズ)や、キューバの怪物ことヤシエル・プイグ(ドジャース)、さらには今シーズンの両リーグのリーディングヒッターであるホセ・アルテューべ(アストロズ)にジャスティン・モーノー(ロッキーズ)など豪華メンバーが揃うこともあってアメリカでの注目も高い。
MLB公式サイト『MLB.com』では、この日米野球を前に「馴染みのあるカノやプイグを追うのもいいが、ここで対戦相手の“知っておきたい選手”を紹介しよう」として、今回の侍ジャパンのメンバーから4名の名前が挙がっている。
まず紹介されたのが大谷翔平(日本ハム)。ちょうど2年前のこの時期、メジャーか日本かという狭間で揺れていた怪物を、アメリカでは「日本のスティーブ・ネブラスカ的存在だ」と紹介している。
スティーブ・ネブラスカとは、1994年に公開された映画「スカウト/涙の81球」に登場してくる選手で、ヤンキースのスカウトを務める主人公のアルが発掘した投げては170キロの豪速球、打てば特大ホームランという若き超有望株である。
大谷は、今シーズン投手として11勝4敗、防御率2.61。155回と1/3を投げて奪三振179の好成績を收め、球速もプロ野球最速タイの162キロをマークした。さらに打っては打率.274、本塁打10本。二塁打も17本記録。日本では10勝&10本塁打でベーブ・ルース以来の大記録と盛り上がったが、アメリカメディアは大谷のことをコメディ映画に出てくる架空の選手になぞらえて紹介した。
続いて紹介されたのはソフトバンクの内川聖一。日本屈指の右打者は、13年のWBCで.348(23-8)の高打率をマーク。08年シーズンには打率.378を誇り、「メジャーリーグで同じ記録を持つのは、1999年のラリー・ウォーカーだけだ」とロッキーズで3度の首位打者を獲得したカナダ史上最強選手を引き合いに出して紹介している。
さらにソフトバンク勢からもう一人、松田宣浩の名前も挙がった。松田といえば思い切りの良い打撃が最大の魅力であるが、アメリカでは「スピードも驚異的」と評される。ここ5年で4度の2ケタ本塁打を記録しながら、その間に盗塁を85個奪っており、通算42本の三塁打をマークしている点に着目。メジャーでは現役選手4人しか松田以上の三塁打記録を残していない。
最後に名前が挙がったのは今シーズンのパ・リーグ首位打者、オリックスの糸井嘉男。「もしスピードとパワーを求めるなら、糸井嘉男からは目を離せない」と評し、通算207本の二塁打を放ち、過去6シーズンで最低でも21本という二塁打の多さを評価。6年連続打率3割をクリアし、5年連続150安打と抜群の安定感を誇るヒットマンであると紹介されている。
投手ではメジャーリーグで活躍する投手が増えてきたが、野手は苦戦中。その中でも3人の野手と1人の二刀流選手が紹介を受けており、打者の注目度も決して低くないということがわかる。日米野球を通し、メジャーリーガーや米メディア、ファンに強い印象を残す選手が一人、二人とは言わずにたくさん現れて欲しいものだ。