ニュース 2014.12.19. 13:11

このままでは終われない 来季から“働き先”が変わる男たち

 今オフはFA市場以外でも、トレードで白仁田寛和や桑原謙太朗、自由契約では新井貴浩、東野峻、岡島秀樹などが、来季から新しいユニフォームを着てプレーする。

 阪神を自由契約となった新井は8年ぶりに広島に復帰した。2007年オフにFA権を行使し、広島から阪神へ移籍。2010年には長年4番を務めた金本知憲に代わり、4番に座り112打点をマーク。翌2011年には打点王(93打点)に輝いたが、今季はゴメスにレギュラーを奪われ、出場機会が減少。来季からプレーする広島でも、一塁にはエルドレッド、三塁には堂林翔太、木村昇吾、小窪哲也らとのレギュラー争いが待ち受ける。もうひと花咲かせるためにも、キャンプからアピールしていきたい。

 オリックスから戦力外となり、DeNAに入団が決まった東野峻も、巨人時代の2010年に、13勝をマークしたことがある実力者。翌11年には開幕投手を務めるなど、期待値は大きかったが、2012年に1試合の登板にとどまり、その年のオフにオリックスへトレード移籍。オリックスでの2年間は、わずか1勝と不完全燃焼に終わった。3年ぶりのセ・リーグで、かつての輝きを取り戻したいところだ。

 その他の選手たちも、様々な想いを持って新天地でプレーするはずだ。昨年のオフに中日を自由契約となり、巨人へ入団した井端弘和もレギュラーではないが、バックアップとしてチームに欠かせない働きぶりを見せた。大竹寛の人的補償で広島へ加入した一岡竜司は飛躍を遂げている。来年も、新天地で活躍する選手が表れることに期待したい。
ポスト シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西