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20歳から50歳まで!? 中日・巻き返しのカギ握る先発陣のバトル

 キャンプも開幕から1週間が経過し、対外試合も間近に迫ってきている今日この頃。いよいよ開幕一軍へ向けた争いが激化していく。こでは、昨シーズン4位からの巻き返しに燃える中日に注目する。

 2年連続で4位に終わり、85年~86年以来、実に28年ぶりの2年連続Bクラスという屈辱を味わったチームは、ドラフトで12球団最多タイ(※育成を除く)の9人を指名。それも高卒選手は1人も含まない、全員が即戦力という期待込みの指名を敢行した。

 02年から12年まで11年連続Aクラス入りを果たしていたあの頃の憎らしいほどに強かった中日野球を取り戻すために。カギになるのは、投手陣の再建だ。

 伝統的に投手力で勝ってきた近年の中日。昨年もチーム防御率を見て見ると、巨人に次ぐリーグ2位の3.69という数字を残しているが、足を引っ張っていたのが先発陣であった。

セ・リーグ投手陣の防御率の比較

 ※チーム名:全体防御率(先発/救援防御率)の順

巨人:3.58(3.36 / 4.01)
中日:3.69(3.94 / 3.24)
DeNA:3.76(3.89 / 3.53)
広島:3.79(3.80 / 3.75)
阪神:3.88(3.73 / 4.20)
ヤクルト:4.62(4.64 / 4.62)

 先発と救援で分けたチーム防御率を見てみると、救援陣が3.24と優れた数字を記録した一方で、先発陣はリーグで2番目に悪い3.94。山井大介が13勝を挙げて最多勝と最高勝率の二冠に輝くも、年間を通してローテーションを守りぬいたのがその山井ただ一人という苦しい事情があった。

 谷繁兼任監督は、先発投手の補強をオフの最優先課題として挙げていたが、新規獲得となったのは恒例のドミニカルートからラウル・バルデス、アマウリ・リーバスの2人と、戦力外選手採用で八木智哉を獲得したのみ。あとは現有戦力をどうやりくりいていくのかというポイントに絞られた。

 投手起用の大部分を任される森繁和ヘッドコーチは、キャンプイン直前に地元番組に出演した際、今シーズンのローテーション争いについて言及。フリップに先発候補の名前が書かれた名札を並べていく場面では、「大野、山井、野村、浜田智、吉見、バルデス、リーバス、八木、伊藤、雄太」の順に貼っていった。

 ケガに苦しみ、ここ2年間でわずか9試合の登板に終わっているかつてのエース・吉見については、「今年はやってくれそうな気がしますし、してもらわないと困ります」と復活に自信を伺わせる発言。本人も「開幕(投手)を目指してやっているので、そこは誰にも負けないぐらいの気持ちを持ってやっていきたい」と復活へ向けて闘志を燃やしている。

 そしてひと通り貼り終えた後、「最後に団体がいる」としてまとめた「山本昌、川上、朝倉」の3人について、司会者にどんな団体かと問われると、「年間1勝か、2勝してくれればいい」と返し、スタジオの笑いを誘った。

 その他にも、今年でハタチを迎える昨年のドラ1・鈴木翔太や、4年目を迎える西川健太郎、3年目の若松駿太ら期待の若手も多くひしめく中日の先発争い。森コーチのキャンプ前の構想を踏まえ、今からおよそ1ヵ月半後にその羅列がどのように変化しているのか。このキャンプを通しての大きな見どころのひとつとなりそうだ。

【中日の先発争い】
22 大野雄大
大卒5年目/27歳 左投左打

29 山井大介
社会人出14年目/37歳 右投右打

20 野村亮介
社会人出1年目/22歳 右投右打

47 浜田智博
大卒1年目/23歳 左投左打

19 吉見一起
社会人出10年目/31歳 右投右打

44 ラウル・バルデス
新外国人/38歳 左投左打

42 アマウリ・リーバス
新外国人/30歳 右投右打

58 八木智哉
大卒10年目/32歳 左投左打

65 伊藤準規
高卒7年目/24歳 右投右左打

17 雄太
社会人出11年目/35歳 左投左打

14 朝倉健太
高卒16年目/34歳 右投右打

11 川上憲伸
大卒15年目/40歳 右投右打

34 山本昌
高卒32年目/50歳 左投左打

※年齢は満年齢
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