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猛アピールの江越と空回りの隼太…激化する外野の若虎たちのサバイバル

 キャンプが始まってからい約2週間が経過し、徐々に実戦の機会も増えてきたこの時期。ここから開幕へ向けて、ますますポジション争いが激化していく。

 球団創設80周年の記念イヤーを迎える阪神で熾烈な争いとなっているのが、若手外野手たちによる開幕一軍を巡る争い。外野では、来日6年目を迎える助っ人のマット・マートンはほぼレギュラー確約としても、昨年ゴールデングラブ賞に輝いたセンターの大和や、ライトの福留孝介といったレギュラー格と見られている選手もうかうかしていられない事態となってきた。

 この争いを盛り上げているのが、駒沢大学からドラフト3位指名を受けて入団した江越大賀。大学の大先輩に当たる新井貴浩が背負った背番号「25」を受け継いだ男は、迎えた初のキャンプで出だしから猛アピール。フリー打撃を行えば、持ち前の打力で他球団007を震え上がらせ、新聞には“和製バレンティン”なる文字も躍った。

 11日に行われた初の実戦となる日本ハム戦では、「1番・中堅」でスタメン出場を果たしながら4打数無安打と振るわなかったが、迎えた13日の韓国・サムスンとの試合では、同じく1番でスタメン出場して5打数4安打1打点の大当たり。“元気がない”と言われる若虎の中で輝きを放った。

 その一方で、苦しい戦いを強いられているのが4年目を迎える伊藤隼太。オフには毎年のようにお墨付きをもらい、大きな期待を受けてキャンプを迎える男であるが、今年も未だ殻を破る気配が見えないでいる。

 ここまで行なった2試合の練習試合では9打席無安打。13日の試合では、初回の二死満塁のチャンスで見逃し三振、5回の第3打席でも二死満塁のチャンスで一ゴロ、7回の第4打席は一死一二塁で一ゴロ、9回無死満塁の第5打席では二飛と、ことごとくチャンスをふいにした。

 また、伊藤隼と同じように期待を受けながら伸び悩む5年目の中谷将大も、サムスンとの試合では5打数1安打で3つの三振。開幕一軍への道のりは険しい。

 二軍には成長著しい2年目の横田慎太郎や、田上健一といったあたりが控えており、全員が生きるか死ぬかのサバイバル状態。まだ実戦も始まったばかりとは言え、いつまでも次があると思ってはいられないというのが厳しいプロの世界である。果たして、この熾烈なバトルを勝ち抜き、開幕一軍の切符を掴むのは…。

阪神の外野手による開幕一軍争い

(※年齢は満年齢)

00 柴田講平
大卒7年目/29歳 左投左打

24 横田慎太郎
高卒2年目/20歳 左投左打

25 江越大賀
大卒1年目/22歳 右投右打

36 一二三慎太
高卒5年目/23歳 右投右打

51 伊藤隼太
大卒4年目/26歳 右投左打

60 中谷将大
高卒5年目/22歳 右投右打

61 田上健一
大卒6年目/28歳 右投左打

65 緒方凌介
大卒3年目/25歳 右投左打

68 俊介
大卒6年目/28歳 右投右打
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