開幕からちょうど2週間が経ったプロ野球。10日のパ・リーグ唯一の試合は、スタートで出遅れた2チームによる対戦となる。不振からの脱却を目指す楽天とオリックスは、このカードでなにかキッカケをつかむことができるだろうか。

楽天 － オリックス（1回戦）

　＜コボスタ宮城・18時＞
・昨年の対戦成績
楽 7 － 17 オ
・最近の成績
楽：雨●○△○　☆引き分けはさんで2連勝中！
オ：●●○●●　※2連敗中...

　パ・リーグ5位に沈む楽天と、最下位に沈むオリックス。昨シーズンはオリックスが24試合中17勝と大きく勝ち越したこのカード。楽天はエース・金子千尋ひとりに6勝を献上するなど、かなり苦しい戦いを強いられていた。

　ところが、現在の勢いは対照的。楽天はソフトバンクとの2連戦で1勝1分。先発陣の奮投もあって2試合連続の延長戦を落とすことなく乗り切り、引き分けはさんで2連勝中と徐々にエンジンがかかり始めた。

　一方のオリックスはというと、ロッテとの3連戦で1勝2敗。初戦でサヨナラ勝ちという最高の結果を収めながらも勢いに乗り切れず、昨日も終盤まで主導権を握りながらミスで自滅。阪急時代の61年以来、実に54年ぶりとなる開幕4カード連続負け越しで両リーグ最速の10敗目を喫した。

　そんなチームの光明といえば9日の試合で2安打3打点と結果を残したフランシスコ・カラバイヨか。エステバン・ヘルマンの負傷により一軍昇格のチャンスを掴んだ苦労人は、第2打席で特大の一発を放ち、NPBで5年ぶりの本塁打を記録。だらに続く第3打席でも一時は勝ち越しの2点適時打を放つなど、2打数2安打で四球と死球が1つずつ。さらに3打点と大きなインパクトを残した。

　独立リーグも経験した苦労人の助っ人が救世主となるか。はたまた楽天が掴みかけている流れを引き寄せるか。試合はケニー・レイとブランドン・ディクソンの先発で、18時にコボスタ宮城でプレイボール。

【4月10日の試合予定】

楽天（レイ）－ オリックス（ディクソン）

＜コボスタ宮城　18時00分＞