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リリーフの出来が勝敗を分ける? 救援防御率ランキング

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開幕から安定した投球を続けるヤクルトのバーネット ©BASEBALLKING
 投手分業制が確立された時代。リリーフの出来がチームの勝敗を分ける。

 19日の巨人対中日戦が象徴的だった。3点リードの8回から巨人は、セットアッパーのマシソンを投入したが2失点。1点リードの9回から守護神の沢村拓一がマウンドに上がったが、一時勝ち越しを許すなど2失点。延長戦に入り、宮国椋丞が中日の平田良介に3ランを浴び敗れた。

 昨日の試合で『勝利の方程式』が崩れた巨人だが、救援防御率はリーグ2位の2.60。1位はというと、ヤクルトの防御率2.43。昨季の救援陣はリーグワーストの4.58だったが、今季はリリーフ陣が立て直されている印象だ。

 近年精彩を欠いていた守護神のバーネットが、安定していることが大きい。26試合に登板して15セーブ、防御率は0.31の成績を残している。その他ロマン、オンドルセクも防御率2点台を記録。2年目の秋吉亮は春先打ち込まれている場面が目立っていたが、5月27日の日本ハム戦から8試合連続無失点中。リリーフが好調なこともあり、今季延長戦を8回戦っているが、6勝1敗1分と大きく勝ち越している。

 パ・リーグは、首位ソフトバンクが救援防御率2.41でリーグ1位。勝利の方程式のバリオス、五十嵐亮太、サファテの3人に加え、森福充彦、森唯斗、二保旭と層が厚い。森は優勝した昨季、五十嵐の前の7回を任されていたが、開幕前に支配下登録されたバリオスがその役割を担っているほど。チーム内でも競争が激しいことが、リリーフ陣の好結果に繋がっているといえるだろう。

 反対にリリーフ陣で苦しんでいるのが、両リーグ救援防御率ワーストの4.88を記録する阪神。福原忍、呉昇桓の勝ちパターンの2人が確立されているが、その前を投げる7回の投手とビハインドで投げる投手が精彩を欠いている。安藤優也が防御率5.56、松田遼馬が防御率4.94など、福原、呉昇桓を除く10試合以上登板しているリリーフで防御率3点台以内の投手が誰もいない状況だ。

 セ・リーグは首位から最下位まで3.5ゲーム差、パ・リーグも上位3チームが混戦模様。抜け出すためにも、勝利に関係してくるリリーフ陣の出来がカギを握る。そうなると、安定したリリーフが多くいたチームが有利になりそうだ。

【救援防御率ランキング】
<パ・リーグ>
ソフトバンク 2.41
日本ハム   2.99
楽天     3.03
オリックス  3.32
西武     3.59
ロッテ    3.97

<セ・リーグ>
ヤクルト 2.43
巨人   2.60
中日   3.06
DeNA   3.35
広島   3.56
阪神   4.88
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