前半戦で積み上げた貯金は「22」。圧倒的な強さでパのトップに君臨する昨年のチャンピオンチーム・ソフトバンク。
2位・日本ハムも健闘を見せ、その差は3.5ゲームとしているものの、6月19日からの3連戦であえなく3連敗。現在のところ対ソフトバンクは4連敗中と、直接対決でその差を引き離されている印象だ。
大混戦のセ・リーグとは対照的に、徐々にトップ3とボトム3が分裂し始めたパ・リーグ。この状況でソフトバンクの独走を許してしまうと、シーズン最後まで盛り上がりどころがないなんてことにもなりかねない。“連パ”を阻むためにも、後半戦は各チーム団結して「ストップ・ザ・ソフトバンク」に力を注いでいきたいところだ。
そこで、カギを握るのが各球団の“鷹キラー”。今年すでにソフトバンクから2勝以上を挙げている選手と、近年1シーズンで3勝以上を挙げた投手を調査し、後半戦のパの命運を握る“鷹キラー”としてまとめた。
今シーズン、ソフトバンクから最も勝利を挙げている“鷹キラー”が、ロッテの涌井秀章。ここまで5試合に登板して唯一の3勝をマークしている。
敵地での開幕戦で6回無失点と好投し、幸先良く1勝を挙げると、2度目の対戦となった本拠地では黒星がついたものの7回3失点と悪くない内容。その後、5月6日・13日と2週続けての対戦は共に7回2失点で連勝を挙げるなど、強力打線を相手に5月の時点で早くも3勝を稼いだ。
しかし、交流戦を挟んで2カ月ぶりの対戦となった7月11日の試合では、7回二死から自らの四死球で崩れて4失点。4月17日以来となる黒星を喫した。
点の取られ方が取られ方だけに、後半戦に尾を引かないかが気がかりなポイントになる。
そして、もう一人キーマンとして挙げたいのが西武の右腕・野上亮磨。
ここまで対ソフトバンクは4試合で2勝1敗、防御率は2.49という成績を残しているが、中でも特筆すべきなのはソフトバンクがリーグ戦再開後に敗れた3試合のうち、2試合が野上の先発試合であったことだ。
さらに、福岡県太宰府市出身の野上は今シーズン、ヤフオクドームで2戦2勝。本拠地の勝率が.645を誇るチームを相手に好投を披露している。どのチームも苦しめられるヤフオクドームを得意としていることは、後半戦の西武にとって心強いことこの上ない。
ここ5年の通算成績を見ても9勝3敗と、まさに“鷹キラー”と呼ぶに相応しい野上は、後半戦の西武、またパ・リーグの命運を握る男と言っても過言ではない。
以下は、ここ3年間の“鷹キラー”たち。「ストップ・ザ・ソフトバンク」――。カギを握るのは、この選手だ!
【今年2勝以上挙げている投手】
<3勝>
涌井秀章(ロッテ)
<2勝>
野上亮磨(西武)
イ・デウン(ロッテ)
松葉貴大(オリックス)
金子千尋(オリックス)
中村勝(日本ハム)
<3勝>
唐川侑己(ロッテ)
塩見貴洋(楽天)
ダックワース(楽天)
成瀬善久(ロッテ)
マエストリ(オリックス)
2位・日本ハムも健闘を見せ、その差は3.5ゲームとしているものの、6月19日からの3連戦であえなく3連敗。現在のところ対ソフトバンクは4連敗中と、直接対決でその差を引き離されている印象だ。
大混戦のセ・リーグとは対照的に、徐々にトップ3とボトム3が分裂し始めたパ・リーグ。この状況でソフトバンクの独走を許してしまうと、シーズン最後まで盛り上がりどころがないなんてことにもなりかねない。“連パ”を阻むためにも、後半戦は各チーム団結して「ストップ・ザ・ソフトバンク」に力を注いでいきたいところだ。
そこで、カギを握るのが各球団の“鷹キラー”。今年すでにソフトバンクから2勝以上を挙げている選手と、近年1シーズンで3勝以上を挙げた投手を調査し、後半戦のパの命運を握る“鷹キラー”としてまとめた。
今シーズン、ソフトバンクから最も勝利を挙げている“鷹キラー”が、ロッテの涌井秀章。ここまで5試合に登板して唯一の3勝をマークしている。
敵地での開幕戦で6回無失点と好投し、幸先良く1勝を挙げると、2度目の対戦となった本拠地では黒星がついたものの7回3失点と悪くない内容。その後、5月6日・13日と2週続けての対戦は共に7回2失点で連勝を挙げるなど、強力打線を相手に5月の時点で早くも3勝を稼いだ。
しかし、交流戦を挟んで2カ月ぶりの対戦となった7月11日の試合では、7回二死から自らの四死球で崩れて4失点。4月17日以来となる黒星を喫した。
点の取られ方が取られ方だけに、後半戦に尾を引かないかが気がかりなポイントになる。
そして、もう一人キーマンとして挙げたいのが西武の右腕・野上亮磨。
ここまで対ソフトバンクは4試合で2勝1敗、防御率は2.49という成績を残しているが、中でも特筆すべきなのはソフトバンクがリーグ戦再開後に敗れた3試合のうち、2試合が野上の先発試合であったことだ。
さらに、福岡県太宰府市出身の野上は今シーズン、ヤフオクドームで2戦2勝。本拠地の勝率が.645を誇るチームを相手に好投を披露している。どのチームも苦しめられるヤフオクドームを得意としていることは、後半戦の西武にとって心強いことこの上ない。
ここ5年の通算成績を見ても9勝3敗と、まさに“鷹キラー”と呼ぶに相応しい野上は、後半戦の西武、またパ・リーグの命運を握る男と言っても過言ではない。
以下は、ここ3年間の“鷹キラー”たち。「ストップ・ザ・ソフトバンク」――。カギを握るのは、この選手だ!
【今年2勝以上挙げている投手】
<3勝>
涌井秀章(ロッテ)
<2勝>
野上亮磨(西武)
イ・デウン(ロッテ)
松葉貴大(オリックス)
昨年の鷹キラー
<4勝>金子千尋(オリックス)
中村勝(日本ハム)
<3勝>
唐川侑己(ロッテ)
塩見貴洋(楽天)
一昨年の鷹キラー
<3勝>ダックワース(楽天)
成瀬善久(ロッテ)
マエストリ(オリックス)